早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

明るく楽しい勉強会

まとめのまとめ(kyakkyauhuhuhuさん)
・放射能汚染地図、浅間山のクリアファイル・地質図は、きつねの雑貨屋さんから購入できます。

2015年予定
・5月3-5日 鬼押出しハイキング草津温泉
・8月10-14日 コーラ噴火・弁当パック・鬼押出しハイキング、北軽井沢のキャンプ場スウィートグラス
・8月19-21日 教員免許更新講習@草津温泉
・9月20-22日 鬼押出しハイキング、草津温泉
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桜島のブルカノ式噴煙写真からわかること


桜島昭和火口から上昇したブルカノ式噴煙。井村隆介さんが2015年3月29日1857撮影。

この写真から火山噴煙の特徴がたくさんわかる。
・根元が切れている。ブルカノ式爆発では火山灰放出が数分で終わる。このような短時間の放出をサーマルという。長時間続くとプルームという。いまの桜島では灰噴火がプルームだ。
・噴煙の上部が平らだ。大気は密度と温度に関して成層してる。そのなかを火山噴煙が上昇できる高さは、爆発で供給された熱量で決まる。噴煙を上昇させる原動力は浮力だ。
・噴煙が左に傾いている。上空ほど風が強いからだ。
・噴煙から落下する火山灰が写っている。左から右に斜めに降っているようにみえるが、これは上空ほど風が強いせいによるみかけだ。特定の火山灰粒子に着目すると、右から左に降っている。風は右から左。

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甲状腺検査を続ける理由

第6回甲状腺評価部会(2015年3月24日)における春日文子委員の発言

(受けなくてもよかった手術を受けたことになるが、)それでもいまの検査体制を続けることの正当性は、二つの組み合わせでしか説明できないと考えています。

そのひとつは、事故の被ばくによって将来甲状腺がんが発生する可能性が否定できないということ。

二番目としましては、事故の影響として甲状腺がんが増加したかしなかったかを疫学的に検証し、県民そして国内外に示す必要があるということ。

この二つの両方を満たすことでしか、この検査体制を正当化できない。つまり、先ほど言いましたように二重のリスクを県民が負担しなければならないというこの状況を十分に説明できないと思うわけです。

このことをこの評価部会としてもしっかり認識した上で、それでも県民の皆さんに検査を続けていただきたいと思いますと責任を持って書くべきだと思います。

検査を続けてほしいという県民の声があることはもちろん受け止めますけど、それだけでは理由にならない。

また、不安解消のためにということもそれだけでは理由にならない。

きちんとリスク負担を県民に求めているものですよとはっきり責任を持って言った上で、それでもやはり検査は継続すべきだとこの評価部会としては考えますときちんと盛り込むべきというのが私の意見です。


甲状腺研究の推進のために福島県の子どもたちは犠牲になれと主張していると私は読んだ。リスク負担を強いていると読んだ。この春日発言はそのあとに続いた他の委員からも支持されて、この部会の最終意見となったようにみえた。さて、これは、はたして倫理的に許されることなのだろうか。

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私の本棚

「地震予知」の幻想: 地震学者たちが語る反省と限界「地震予知」の幻想: 地震学者たちが語る反省と限界
(2014/07/18)
黒沢 大陸

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地震予知の舞台裏を実名で赤裸々に書いている。ともすれば難解になりやすい専門的な話を噛み砕いてわかりやすく書いてある。地震専門家と読者の間を取り持つ新聞記者が科学コミュニケーションを実践した本だ。


火山のふもとで火山のふもとで
(2012/09/28)
松家 仁之

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麦小舎で手に取ってみて、おもしろそうだったから買って読みました。そのとき藤野さんとの会話:「え、小説ですか?」「そうですよ。フィクションです」
 中だるみがあったが、最初と最後はよい仕上がりだと思う。最後のところの、いきなりの時間変化やらなにやら、表現と描写が簡素すぎて読者の想像が追い付いていかないところがあったが。
 20世紀前半、1980年代、そしていま2010年代の北軽井沢の空気をよく書きあらわしたご当地物として楽しく読めた。青山の国立現代図書館て、どこのことだろか。

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フクシマ放射能リスクの評価と管理 事故直後、1年後、2年後、、、

2011年
1月
2月
3月 11日 M9.0地震
4月 8日 放射能汚染地図(初版)、福島中通りの汚染
   25日 このままだと福島県がつぶれる。命か生活か。
   28日 福島県のコメ
5月
6月 18日 放射能汚染地図(改訂版)、首都圏東部・北関東・一関の汚染
7月
8月 12日 京都五山送り火で使う陸前高田の松からセシウム
9月 8日 福島県ナンバーの車がこわい
10月 27日 避難区域と除染区域の線引き。そして強制移住の是非。
11月
12月 7日 訓告
   14日 ことし福島で生産されたコメを全部食うと何人死ぬか、答えは2人だった。意外と少ない。
2012年
1月
2月
3月
4月
5月 23日 北九州市のがれき受け入れ問題
6月 24日 首相官邸前デモの人数調べ
7月 28日 放射能汚染地図(七訂版)印刷。八訂版を含めて16万部。
8月 16日 家族分離避難の線引き、首都圏から九州への母子避難は行き過ぎ
9月
10月
11月
12月
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2011年3月原発事故ツイートまとめ

11日(金) 1446M9.0
3.11当日のタイムライン(ごく狭い範囲内で) pochipressまとめ
東日本地震と原発震災における特徴的なツイート(2011年3月)
3月11日夜-12日朝、福島第一原発ツイート

12日(土) 1536一号機爆発
3月12日、1号機爆発とその後の記者会見、そして怒りと絶望

13日(日) 1747霧島山噴火

14日(月) 1101三号機爆発
3月14日11時、3号機爆発

15日(火) 2231富士山M6.4
3月15日の黒い雨
東京に放射能が来た日(2011年3月15日)

16日(水) 玉音放送
17日(木)
18日(金)
19日(土)
20日(日)
21日(月)
東京が放射能に汚染された日 2011年3月21日
22日(火) 金町浄水場210ベクレル
23日(水) ルース大使メッセージ


凶器は、火砕流から立ち昇った入道雲が高空に運んだ火山れきだった。

63人を殺した凶器は、火山れきだった。 その火山れきは、地獄谷に開いた火口から火砕流として谷を下ったあと、火砕流の表面から上昇する入道雲に取り込まれて5キロ上昇した。弱い風でわずかに北東に移動して山頂域に高速で降り注いだ。 登山者は、地獄谷に開いた火口から直接飛んできた火山岩塊に打たれて絶命したのではない。

3km2min.png

火山れきは3キロを片道2分で上下した。平均速度は 25 m/s だった。

いっぽう横方向の速度はこうだった。谷を下った火砕流は2kmを1分だから33m/s。空中では、2.5kmを4分だから10m/s。そのとき名古屋のウインドプロファイラは、海抜高度6kmで15 m/sの弱い風を観測していた。

山頂付近にいた200人の登山者は、噴火開始から2分後に火砕流をなんとかやりすごしたのも束の間、その3分後に空から高速で落下してきた無数の火山れきに撃たれた。
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滝越カメラがとらえた御嶽山噴火 最初の13分

国土交通省中部地方整備局のページで滝越カメラの10分動画が2ファイル公開されている。

115303.png
噴火開始は11時53分03秒

115323.png
20秒後、北西-南東800mの噴火割れ目

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放射能リスクの評価

紀要論文「福島第一原発2011年3月事故による放射能汚染と健康リスク評価」2014年3月

・100ミリシーベルトで0.5%ががん死。「致死量」は20シーベルト。
・1ミリシーベルトで寿命1日短縮。1シーベルトで3年短縮。
・1ベクレルで寿命1秒短縮。10万ベクレルで1日短縮。
・15億ベクレルでひとり死亡。

比較
・交通事故のリスクは1年あたり寿命1日短縮。80年なら80日短縮。
・ひとの一生は3万日。
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長野県白馬村の地表に現れた地震断層


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・ツイッターまとめ「白馬村の地表に地震断層が出現
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