早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

明るく楽しい勉強会

まとめのまとめ(kyakkyauhuhuhuさん)
・地質図とクリアファイルは、キプカスピリット(ヤフオクメルカリ)あるいはきつねの雑貨屋さんから購入できます。

2017年予定
・10月22日 御代田を歩いて地形と地層を見学する3時間コース
・11月23日 八ッ場ダムに埋まる村と高台に造成された新しい村を歩く

2018年予定
・9月25日 ハワイ・キラウエア火山

2019年予定
・9月 セントヘレンズとレーニア
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再開した西之島の噴火は4ヵ月で終わったようだ。


海上保安庁の写真図を元に地質図に仕立て上げた。旧島はかろうじて残った。

・2013年11月から2015年11月まで 3億トン
・2017年4月から8月まで 5000万トン
 ツイッターまとめ

私のフォロワー増加から見た最近の噴火と地震



・2011年3月の東日本地震のあと2014年9月の御嶽山噴火まで、人々の注目を集める地震と噴火が3年半なかった。
・2015年は火山噴火が続いて人々の注目を集め続けた。しかし、どの噴火も小規模だった。
・2016年4月の熊本地震以来、1年4ヵ月のあいだ注目を集める地震と噴火がないが、とくにめずらしくない。

浅間山トレッキングコース10選

1)鬼押出し柳井沼(2時間) 浅間山入門、ブロック溶岩
2)鎌原村(1時間半) 天明噴火災害、黒岩
3)小浅間山(3時間) 天明軽石、溶岩ドーム
4)舞台溶岩(4時間、整備中) 火砕流と溶岩
5)鬼押出し横断(5時間) 鬼押出し溶岩を覆う吾妻火砕流
6)しゃくなげ園からシラハゲ(4時間) 厚い嬬恋軽石
7)車坂峠から黒斑山(5時間)、山体崩壊、前掛山と釜山
8)浅間山荘から湯の平(5時間)、追分火砕流、衝突クレーター、山体崩壊
9)御代田(2時間半) 追分火砕流、平原火砕流
10)南軽井沢(5時間) 流れ山、赤岩、パッチワーク断面

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上級(橙)
中級(紫)
初級(青)

他県でできない甲状腺検査は、福島県でもしてはならない。

不利益が利益を上回る過剰診断などという一般には難解な概念をわざわざ持ち出す必要はない。福島県甲状腺検査の矛盾は明らかだ。被ばくのせいでないがんがたくさんみつかったのなら、みつけてはいけないがんをみつけたというわけだ。いままでみつけなくて何の支障もなかったがんだ。そういうがんを、被ばくしたからといって福島県の子供たちだけから無理矢理みつけて切り取ってよいものだろうか。他県では実施しない子供全員検査を、被ばくしたからといって福島県で実施してよいわけがない。

福島県の甲状腺検査、1巡目、2巡目、3巡目の比較



・B判定割合は変わらない
・細胞診を実施する割合が激減してる
・細胞診のがん割合はほとんど変わらない

被ばくの影響を見るため子供たちののどを切る。生存率向上のためではない。

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日本超音波医学会 ・第90回学術集会(2017年5月28日)抄録

生存率の向上を目的とせず、被ばくの影響を見るために子供たちののどにメスを入れてよいと思っている。信じがたい倫理観の欠如だ。被ばくの影響は出てないのに100人以上の子供ののどを切って平気なのか。この記述を、のどを切られた子供たちが長じて知ったらいったいどう思うだろうか。

鈴木真一教授は、過剰診断の概念をまだ理解できていない。

浅間山舞台溶岩トレッキングコース(整備中)

長野原町がいま整備中の舞台溶岩トレッキングコースを、浅間園長の案内で2017年5月5日に歩きました。長野原町有地の中だけを歩く一周コースです。6.3キロで3時間30分かかりました。初めは、ガイド引率による1日ツアーにするのがよいと思いました。舞台溶岩の上で、迫り来る鬼押出し溶岩を見ながら江戸時代の天明噴火を想像してピクニックすると楽しいでしょう。

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グーグルマップ

・火山博物館から鬼押出し溶岩に上がる階段の迂回舗装道路から林に入る。
・3世紀末の小滝火砕流(Cig)に掘られた溝の中を進む。両側に小滝火砕流が現れる。(2010年の地質図には表現してない。2万5000分の1地質図修正2010年10月3日

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・しばらくすると、コースは2メートルほどの段差を乗り越えて小滝火砕流の上にあがる。
・右手に鬼押出し溶岩(Alf)、左手に下の舞台溶岩(Glf)が見えてくる。下の舞台溶岩は3世紀末の噴火で流れたと思われる。
・コースは10メートルの崖に突き当たる。ロープを頼りにそこをよじ登って下の舞台溶岩の上にあがる。

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・上の舞台(Glf)の末端崖をゆるかに登る。上の舞台は1108年の噴火で流れたと思われる。
・突き当りの斜面を右にトラバースして、鬼押出し溶岩の上に出ると素晴らしい展望を楽しむことができる。

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・来た道を戻って、林の中を右に曲る。(写真は登り道から撮った。赤布を目印に左に進む。)

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・林の中を進むと、吾妻火砕流(Aig)に特徴的な赤いじゃがいものようなスコリア塊が地表に見えてくる。吾妻火砕流は1783年8月4日に流出した。
・林から抜けると、上の舞台溶岩の表面は吾妻火砕流に薄く、しかしびっしりと覆われていることがわかる。山側には表面がゴツゴツした鬼押出し溶岩が壁のように迫っている。

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・緩やかに傾く上の舞台溶岩の表面を下る。やや不明瞭な崖をおりて下の舞台溶岩の表面に戻る。
・やはり吾妻火砕流に薄く覆われている。
・下の舞台溶岩がつくるはっきりとした崖をおりる。溶岩断面の露出がある。
・しばらく進むと吾妻火砕流の堆積物がつくった樹型の穴がいくつもコース沿いにみつかる。

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・鬼押しハイウェイを通る車の音が聞こえてくる。
・サイクリングロードを火山博物館まで戻る。


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チェルノブイリ1986とフクシマ2011 遠方2000km比較

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10 kBq/m2 に汚染された土地をオレンジで着色した。同心円の半径は 1000 km と 2000 km。チェルノブイリでは 2500 km まで汚染されているが、フクシマでは 300 km までに留まる。(グーグルマップで見る)

1 uSv/h = 480 kBq/m2 を仮定すると、10 kBq/m2 は 0.02 uSv/h に当たる。チェルノブイリで表現された汚染はCs137によるものである。私が作成したフクシマの汚染マップは Cs134 + Cs137 を 2011年9月基準で表現してある。そこでの Cs137 寄与率は29%だから、0.07 uSv/h だ。バックグラウンド 0.04 uSv/h を足すと、0.11 uSv/h になる。マップのもっとも外側に図示した 0.125 uSv/h 線とほぼ等しい。

10 kBq/m2が囲む面積:
 チェルノブイリ 1,500,000 km2
 フクシマ      46,000 km2
33倍も違う300 km 圏内での比較は12倍しか違わないのだが。

その理由として、次が考えられる。
 1)チェルノブイリとフクシマでは放射能霧の移動様式が異なる。高さが違った。
 2)フクシマの遠方に、まだ知られていない汚染がある。

チェルノブイリから 1000~2000 km 地域の汚染は土壌検査によって確認されたのだろう。いっぽうフクシマの1000 km 地域の汚染把握は文科省の航空機測量に基づいている。はたしてそのような遠方で土壌検査がなされただろうか。

放射能霧は、黒鉛火災になったチェルノブイリでは上空 1000 m のレベルの風に乗って移動した。フクシマではそれよりずっと低い 100 m の風で移動した。こう考えれば、いま知られているすべての観察事実がうまく説明できる。

2017年2月のハワイ島

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ハレマウマウ、3月1日

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カモクナ、3月2日

ツイートまとめ


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