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早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

明るく楽しい勉強会

まとめのまとめ(kyakkyauhuhuhuさん)
・地質図とクリアファイルは、きつねの雑貨屋さんから購入できます。

2019年予定
・12月25日 教員免許状更新講習@前橋市荒牧キャンパス
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火山弾は火口縁にいる登山者の頭上を越えて飛ぶ

御嶽山でも、浅間山でも、火口縁は意外と火山弾に当たりにくい。ほとんどの火山弾はそこに立つ登山者の頭の上を超えて遠くまで飛行する。高角度で投出される火山弾が少ないからだ。火口縁にいる登山者は、高空から落下してくる無数の火山れきに当たる。横からでなく上から襲われる。

20世紀の浅間山噴火死者30数人は、大きな火山弾が横から命中して打ち砕かれたと思っていたが、そうではなかったようだ。御嶽山2014年9月27日のように、火口縁にいた登山者は高空から降り注いだ無数の火山れきに当たって絶命したのだろう。


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Eject!を用いて、初速150m/s、直径50cmで飛行軌跡を計算した。投出角度は35、40、45、50、55度の5通りだ。実際の火山爆発では、この角度で投出される火山弾が大部分を占める。どれも1800から2000メートル地点に着弾する。1800メートルより火口側に落ちる火山弾はあまりない。


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角度を上げて、60、65、70、75、80度で計算した。80度だと火口縁に落ちる場合があるが、まれだ。1950年9月23日の爆発で浅間山釜山火口の北縁に鎮座した千トン岩は、このまれな飛行軌跡を描いた例だ。火口縁の登山者は火口から低角度で出た火山弾に直撃されることがあるが、火口縁から少し下った斜面に身を隠せば、その直撃もなくほとんどの火山弾が頭上を通過して行く。

50センチの火山弾には耐えられないが、5センチの火山礫には耐えられるシェルターをもしつくるなら、火口縁から少し下った斜面に設置すれのがよい。もっとも大きな効果が得られる。また火口縁の近傍では、真上から降ってくる火山れきを避けるためにヘルメットを着用することが強く推奨される。

ただし、上の考察はすべての火山弾が同じ初速で投出されると仮定した。もし火山弾によって初速のばらつきがあるなら、縁辺部にできる火山弾密集地より内側にも無視できない数の火山弾が着地するだろう。

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ドローンで見た千葉県南部の台風15号被害

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2019年9月9日未明に通過した台風15号による風被害を、8日後の17日にDJI Mavic 2 Pro で撮影しました。10地点です。上の写真は南房総市富浦。屋根にブルーシートをかけた家屋が過半数。


風船をクリックすると、ドローン写真が出ます。被害の程度を風船の色で示します。

ツイばむを使うと、大画面でご覧になれます。
・動画は、布良→相浜相浜→布良(水平飛行)

下のサムネイル画像をクリックすると、球面パノラマがご覧になれます。


鋸南町保田

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鋸南町勝山

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南房総市岩井

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南房総市富浦

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避難勧告も、避難指示も、やめてしまえ。

避難準備情報が出たら、高齢者や障害者は避難所に行けというけど、体育館の堅い床に寝かされて食事も提供されないなら、そういう弱者は避難行動で死んでしまうよ。

避難指示などという無理強いをしておいて、住民を集めた避難所で毛布も食事も提供しないとはどういうことか。災害現場での避難の実態をなにも知らないひとたちが机上で立案した空論だ。

避難勧告も避難指示もやめてしまえ。行政は科学によるリスク評価だけを住民に伝えろ。避難するかどうかのリスク管理は住民ひとり一人にまかせろ。行政がなすべきことは、避難所の迅速開設と適切運営だ。

噴火から17ヵ月が経過した草津白根山


本白根山に2018年1月23日に開いた新火口

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近づいて

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水釜と湯釜。最上部の灰白色火山灰は1939年4月24日12時20分爆発による。御嶽山2014年9月27日とたいへんよく似ている。

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青葉山と草津温泉街

2018/2019志賀草津道路

▼2018
04月20日 冬季閉鎖解除(8時から17時までの1日9時間)
(全通2日間)
04月22日0700 湯釜レベル2、殺生河原-万座三差路通行止め
09月21日 湯釜レベル1
09月22日 殺生河原-万座三差路通行止め解除
(全通7日間)
09月28日1930 湯釜レベル2
09月29日 殺生河原-万座三差路通行止め
11月15日 冬季閉鎖
▼2019
04月19日1000 解除
(全通5日間)
04月24日 安全確認作業のため閉鎖(万座三差路でのチラシ配布不徹底)
04月25日1100 解除
04月26日 悪天候のため閉鎖(積雪・凍結)
04月28日1200 解除
(全通2日間)
04月29日1530 視界不良のため閉鎖
05月01日0800 解除
05月01日1530 視界不良のため閉鎖
05月02日0900 解除
(全通5日間)
05月07日0800 積雪のため閉鎖
05月07日1430 解除
(全通7日間)
05月14日1100 悪天候のため閉鎖
05月15日0800 解除
(全通4日間)
05月18日1300 地震増加のため閉鎖
05月30日1200 解除
(全通3日間)
06月02日0800 悪天候のため閉鎖
06月02日0900 解除
(全通6日間)
06月07日1200 悪天候のため閉鎖
06月11日0800 解除
06月11日1230 悪天候のため閉鎖
06月11日1545 解除
06月12日0800 悪天候のため閉鎖
06月12日0930 解除
(全通3日間)
06月14日1500 悪天候のため閉鎖
06月16日0800 解除
(全通1日間)
06月17日0800 悪天候のため閉鎖
06月17日1330 解除

2か月間(61日)で通れたのは38日だった。開通率62%だ。

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噴火警戒レベルにおける警戒範囲の決め方

(類型1)中心点からの距離で警戒範囲を決めた火山


浅間山。レベル3は山頂火口から4キロ。

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草津白根山(湯釜)。レベル3は湯釜火口から2キロ。

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新燃岳。レベル3は火口から3キロもしくは4キロ。

桜島
桜島。レベル3は南岳火口と昭和火口から2キロ。

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御嶽山裁判はねじれている。

裁判で原告は、噴火する前に御嶽山の噴火警戒レベルを2に上げなかった過失が気象庁にあったと主張しているが、被告である気象庁はそれを否定している。あの噴火は予知できなかったということらしい。

訴えられたとき気象庁が原告の主張を受け入れて、みずからに過失があったと素直に認めていれば、御嶽山2014年9月27日に限り予知に失敗したことになって、気象庁が法律を改正して2007年12月から始めた噴火警戒レベルと噴火警報は合理的に存続できた。少なくとも2018年1月23日の本白根山噴火までは。

年内に出るだろう判決で、もし気象庁の言うとおりに過失はなかったことになって原告が敗訴すれば、気象庁はかえって窮地に追い込まれる。噴火予知ができないことが明らかになり、噴火警戒レベルに基づいた噴火警報に根拠がなくなるからだ。

もし原告が勝訴すれば、国家賠償して、気象庁の上層部に若干の手入れをするだけで噴火警戒レベルと噴火警報が継続できてしまう。気象庁にとっては、むしろこうなったほうが利益が大きい。この裁判はねじれている。

第三者としての私は、この裁判が原告敗訴ですみやかに結審することを望む。噴火予知はできません。できなくても仕方ありません。誰にも責任ないです、の司法判断を受け取って、噴火警戒レベルと噴火警報を撤廃する道に早く進みたい。

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Krakatau collapse and eruption of 22-23 December 2018 observed by Himawari-8

火山れきは空気抵抗を強く受ける。



直径 3, 6, 12, 25, 50 cm の粒子を火口から 45度、 150 m/s で射出したときの空中軌道。6 cm 以下は空気抵抗を強く受けるが、12 cm 以上は空気抵抗をほとんど受けずに放物線に近い軌道を描く。火山学では、6 cm 以下を火山れき(lapilli)、それ以上を火山岩塊(blocks)と区別する。

放物軌道を描いて空中を飛行した火山岩塊を(温度や形態によらず)すべて火山弾と呼ぶことにすると、防災情報が誤解されることなく当事者に伝わる。

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