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早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

噴火から8ヵ月後の火山灰

湯釜の噴火警戒レベルが1になって志賀草津道路が開通したので、8ヵ月前の本白根山噴火で降り積もった火山灰を見に行った。

白色粘土質だった。草津白根山ではごくふつうだ。噴火地点が本白根山と特異だったが、噴火様式はとくに変わったものではなかった。過去1万年間に何度も繰り返したタイプの噴火だった。


青葉山駐車場脇の1月23日火山灰。駐車場アスファルトから人為によって集められたと思われる。

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富士見台の地表。自然のままだと厚さ5ミリほど。自然のままだと言っても厚い積雪の上に降り積もった火山灰だから、地表に定着する前に動いている。厳密な意味で降り積もったまま、ではない。

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新しくできた噴火口から960メートル地点にある富士見台駐車場につくられたコンクリート・シェルター。

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本白根山2018年1月23日火口マッピング


本白根山2018年1月23日噴火口を、6月3日に規制区域外からドローン(DJI Phantom 4 Advanced)で調査した。噴火口は3ヵ所ある。濃い赤で着色した。その周りの薄い赤は、噴出物が地表を覆っていて樹木が枯死している範囲。

本白根山の災害リスク評価

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噴火履歴と地形によるハザードマップ

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草津本白根山2018年1月噴火

本白根山火口列北端の三日月火口から23日1002噴火開始、6分間。噴火割れ目200メートル、火山灰3万トン、火山弾500メートル、火砕流モドキ1800メートル。1人死亡、11人ケガ。

0959 微動開始
1002 噴火開始
1013 ゴンドラから110番通報。
   (噴火速報なし)
1105 噴火警報レベル2
1150 噴火警報レベル3


新しい噴火口はここに開いた(赤)。鏡池ではない。2015年11月4日撮影のドローン写真に記入。

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朝日新聞ヘリ川村写真を判読して、火口列を垂直写真上に記入した。

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2018年1月23日噴火地図。4800年前の三日月火口に長さ200メートルの噴火割れ目が開いた。紫着色は火砕流モドキ。火口から出た噴煙が熱上昇することなくそのまま風にあおられて振子沢から青葉山に駆け上がったのち、入道沢にはいって1.8キロまで達した。小さな太いオレンジ線は火山弾の到達範囲。500メートルまで。黄色線は降り積もった火山灰。等値線は100、10、1 g/m2。

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23日噴火の積灰分布。等値線は100、10、1 g/m2。防災科学研究所の26日地図を利用した。降下火山灰の量は2000トン。近傍の火砕流モドキと火山弾を加えると、全噴出量3万トン。

▼ツイートまとめ
草津白根山2018年1月23日噴火の迅速解釈
本白根山で雪なだれがあったか?

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草津白根山の1キロ円

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群馬県長野県のページにある草津白根山1キロ円は、有意に小さい。実際には0.93キロ円くらいだ。
ところで、1キロ円がかからない長野県に、なぜ道路規制と迂回のページがあるのだろうか。
【“草津白根山の1キロ円”の続きを読む】

嬬恋村の怪 草津白根山の噴火予報に含まれず


大きな地図で見る

きょうの草津白根山噴火予報の対象市町村に嬬恋村がないのは、政治的判断それとも単に失念しただけ?もしかして噴火警戒レベル表も、万座温泉の存在を忘れたままつくった?まさか。

火山名 草津白根山 噴火予報
平成21年4月10日14時00分 気象庁地震火山部

**(見出し)**

<草津白根山に噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)を切替え>
 山頂火口から概ね500mの範囲に影響を及ぼすごく小規模な火山灰等の噴出の可能性
<噴火警戒レベル1(平常)が継続>

**(本 文)**
1.火山活動の状況及び予報警報事項
 草津白根山では、昨年7月から湯釜火口内の北壁に局所的な高温部分が確認され、また、水釜火口の北から北東側にあたる斜面で新たな噴気が確認されるなど、熱活動の高まった状態が現在も継続しています。
 今後、山頂火口から概ね500mの範囲に影響を及ぼすごく小規模な火山灰等の噴出の可能性があります。

2.対象市町村等
群馬県:草津町


3.防災上の警戒事項等
 山頂から概ね500mの範囲ではごく小規模な火山灰等の噴出に警戒が必要です。
 また、ところどころで火山ガスの噴出が見られます。周辺の窪地や谷地形などでは高濃度の火山ガスが滞留する事がありますので、注意が必要です。

<噴火警戒レベル1(平常)が継続>

**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
省略

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