噴火した火山の名前はChaiten(チャイテン)。南緯42.8度。直径3.5キロの円形凹地をなすカルデラ火山。カルデラ縁の最高点は1122メートル。9400年前に噴火したことがある。5月2日朝(現地時間)、突然噴火した。噴煙は16キロまで上昇した。この噴煙は(世界時)7時から13時まで6時間維持された。火山から10キロ離れた海岸にある町Chaitenの人口は3000人。カルデラからの排水路に立地しているので、火砕流災害はもちろん泥流災害も心配だ。
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カムチャツカのSheveluch火山できのう29日、溶岩ドームが爆発的に崩落して高さ10キロに達する噴煙を上げました。きのこの形をした見事な噴煙の写真が
アラスカ火山観測所のページにあります。
全山氷河に覆われたアラスカのFourpeaked火山が9月17日から噴火しています。二本の噴煙が上がったのが薄気味悪い。アンカレッジから330キロ離れています。この火山の過去の噴火については、文字にも地層にも記録がありません。アラスカ火山観測所は、この火山は1万年以上噴火したことがなかったようだと20日のInformation Releaseで書いています。
アラスカ火山観測所のページ
インドネシア、ジャワ島のムラピ火山
(Merapi, 日本語ではメラピと書くこともあるが、現地の発音に忠実に表記するとムラピ)で14日昼に発生したプレー式熱雲は、山頂から7キロまで到達した。これによって男性二人が死亡した。
じゃかるた新聞が日本語でこの事故を詳しく伝えている。
二人は、熱雲から逃げられないと判断してシェルターに避難した。しかし熱雲が残した高温の堆積物にシェルターが厚く覆われたため、熱死したという。16日朝、死亡が確認された。
報道によると、シェルターに入る直前、さらには入ってからも(?)携帯電話による連絡が彼らからあったという。シェルターに入らずに、そのまま逃げていれば助かっただろうという見方もある。
限られた情報にしか私は接していないが、いくつか思うことがある。
シェルターがなぜ埋まってしまったのか。溶岩ドームから発生するプレー式熱雲の場合、谷沿いは崩壊した溶岩ドームの破片が流れ下る。そういった場所にシェルターを建設すれば、高温の土石に厚く埋め立てられてしまうことは容易に予測できる。シェルターを設置した位置に問題はなかったか。崩壊土石に覆われない高台に設置しておけば、高温の熱風に短時間さらされることはあるが、そこに残される堆積物は厚さ数センチの砂だ。埋まることはない。しばらくの時間をおけば、シェルターから自力で脱出することが可能だ。
もうひとつ。翌日から救助隊が入ってシェルターを掘り出したという。熱雲が再び発生する危険はなかったのか。雲仙岳1991年でも、6月3日の翌日自衛隊が遺体回収に北上木場に入ったが、それは決死の覚悟だったと聞く。ムラピの場合、報道写真をみるかぎり、熱雲が再び発生する危険を軽く見ているようで、気になる。国民性の違いがなせるわざなのだろうか。