JAMSTECの7月27日プレスリリースから
太平洋プレートの屈曲に伴う新しいタイプの火山の発見
これは、ホットスポットとは異なり、マントル上昇流は伴わず太平洋プレートが屈曲することによってできた亀裂に沿って、アセノスフェアから少量のマグマが浸み出すことにより形成された新しいタイプの火山であると考えられます。
プレートの沈み込み帯・湧き出し口、それからハワイのようなホットスポットのどれにも分類されない火山を三陸沖の水深6000メートルの海底で発見したという。マグマは、プレートの下のマントルからいきなり上昇してきたという。
ようするにキンバーライトと同じか。キンバーライトは、マグマがマントルからいきなり上昇してできた火山で、ダイヤモンドを含むことで有名。
Kimberlite pipes are the result of explosive diatreme volcanism from very deep mantle derived sources.
http://en.wikipedia.org/wiki/Kimberlite
キラウエアの
Eruption Updateを、7年間にわたって(旅行による不在日を除いて)毎日ひとりで書き続けたobserverが、おととい7月17日朝の書き込みを最後に引退しました。
お疲れさまでした。
無味乾燥になりがちなこの種の報告を、読みやすくわかりやすく、しかし正確さを損なわずに人々に伝えようとした企ては見事成功したと思います。言葉だけでなく、7年間ほぼ毎朝、長距離運転を伴う噴火観察を実行した行動力にも教えられるところ大でした。超人的な激務だったと思います。
HVOのウェブはすでに新しいupdateに置き換えられていますから、おとといのupdateの末尾に書かれた彼のメッセージをここに転載して、長く残します。
HVOが
特設ページをつくりました。Longtime observerの引退に伴うメッセージのやりとりが詳しく掲載されています。これを機会に、7月17日アロハメッセージは、「続きを読む」に移動します。(7.26.0818)
【“キラウエアの怪傑ゾロ”の続きを読む】
キラウエアの噴火現場は、2月8日以来、太平洋に注ぐオーシャンエントリーに限られていましたが、プウオオと太平洋をつなぐ溶岩洞窟が6月30日に中途で破れ、地表に溶岩が流れ出しました。いま、アア溶岩が太平洋に向かって前進しています。
詳しくは、
→
別ブログ→
ハワイ観測所のページ(写真あり)