浅間山(2568メートル)の周辺市町村や群馬、長野両県などが噴火時の対応などを協議する「浅間山火山防災対策連絡会議」が29日、嬬恋村内で開かれた。小・中規模噴火の「噴火警戒レベル3(入山規制)」は火口を中心に半径4キロ以内とした従来の入山規制を状況に応じて以遠に拡大することや道路規制や施設閉鎖を実施することを申し合わせた。
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従来の活動度レベル3では火口から4キロ以内を立ち入り禁止とするだけだったが、噴火警戒レベル3ではこれに加え、状況に応じて4キロ以遠でも道路を一時規制したり、施設を休業する。今後は半径4キロの外周に建設された鬼押ハイウェーや国道146号、観光地の鬼押出し園も対象となり、噴出物を除去し、安全確認後に規制を解除する。
レベル4(避難準備)と5(避難)についても今後、統一的な対応を検討する。レベル1(平常)の半径500キロ(ママ)規制、2(火口周辺規制)の2キロ規制は変更点はほとんどなかった。
新設される噴火警報は、人家がある地域で避難や避難準備が必要な時に発表。火口周辺警報は、入山や火口付近への立ち入りを規制すべき時に出す。噴火警戒レベルは、レベル5(避難)とレベル4(避難準備)が噴火警報に、レベル3(入山規制)とレベル2(火口周辺規制)が火口周辺警報にそれぞれ対応。レベル1(平常)は火山活動が静穏で、特に防災行動は必要ないとされる。
噴火警戒レベルは当面、地元自治体と調整が済んだ全国十六の火山に導入する。関東・中部では浅間山(群馬・長野県境)、草津白根山(群馬県)、富士山(静岡・山梨県境)、伊豆大島(東京都)の四火山で、いずれもレベル1となる見通し。来年度までに九火山を追加する方針だ。
【記者】三宅島のバイクイベントが、いよいよ今月に迫ってきましたけれども、以前から知事は、来年は公道レースをぜひというふうにおっしゃっていましたけれども、メーカー側のほうは、レースというところに…。
【知事】メーカーといったって、たくさんあるのよ。だからね、ホンダがついてこなかったら、ほかでもやれますよ。今度、現に、例えば、レッドブルという世界で流通している清涼飲料水のメーカーがね、協力してくれる。これはですね、あちこちのバイクのイベントにスポンサーになっているところですからね。そのほかに、日本以外のドゥカティとかダビッドソンとか、いっぱいメーカーはありますからね。それはやっぱり競争すればホンダの車は優秀なのかもしらんけども。しかし、どういうんでしょうね、ほかにもメーカーはたくさんありますし、これが充実してくれば、必ず協賛者は出てくると思います。
それから、やっぱり、この間も村長と話しましたけど、島全体の公道を使うんじゃなくて、ほとんど人の住んでない部分を使ってですね、そのかわり1周、2周じゃなくて、何回も回るみたいな、そういうレースも可能だと思うし、そういう道路の整備、拡幅も、これから考えていこうと思いますから。
それから、どこかの新聞がケチつけてるけどね。要するに、人が来ないじゃないかという。あの島はね、この間の連休だって、本当に100人も人が、釣り師も行かないような島ですよ。だけど、やっぱり、今度も少なくとも1000人近い人が集まると思いますけども、それだってやっぱり島にとっては画期的なことでね。何か策を講じなかったら。
私もこの間、三本岳へダイビングに行ってね、ちょっとしけが来たんで、仕方がなしに阿古の港へ入ってね、あの島が初めての人たちを案内して山へ行きましたがね。山どころか、危険地域の、要するに、居住禁止されている地域のすぐ横のところまで、全部木は枯れているの。大きな木は、漂白されている。これはね、災害が起こったときじゃないんですよ。あれから8年近く過ぎて、その間、じわじわじわじわ上からガスが下りてきてね、立ち木が全部枯れちゃった。
そういう状況の中でね、やっぱり人の住むことそのものがとっても危ないと思うけども、それでもなおみんな頑張っていらっしゃるなら、やっぱり何らかの支援をして、何というのかな、島にお金が落ちるような算段をしないとだめでしょう。
だから、あなたは反対か賛成か知らんけども、案があったら出してくれ。出してくれよ、案を。いい案があったら、どんどん採用するから。
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【記者】三宅島のバイクフェスタの話に戻ってしまうんですが、先月末で申し込みが締め切られまして、オープニングパレードやツーリングラリーなどに参加するためにバイクを持ち込むという一般ライダーが、当初見込んでいた100人を大きく下回って33人ということなんですけれども、この数字はどのように受けとめていらっしゃいますか。
【知事】さあ、その数字は詳しく聞いていない。もうちょっと何か数が多いんじゃないでしょうか。合わせて、いずれにしろ600~700人の方が来られる訳ですから、それに見合う車が参加するんじゃないかな。ちょっと私、正確な数字を…。
あ、ラリー等参加バイク台数は約90台です。
【記者】島の人から盛り上がらないのではないかというような、心配する声も上がっていますが。
【知事】やってみなきゃわからない、そんなものは。最初から大成功するものでもないしね。初めての企画ですから。やっぱり年を重ねていくごとに充実してくるでしょう。物事はみんなそうじゃないの。
Author:早川由紀夫
私は火山の地質学が専門です。そのなかでも、噴火によって火山から吐き出される火山灰の分布に強い関心をもっています。福島第一原発から放出された放射能の分布は、火山灰に関する私の専門知識を応用してうまく理解することができます。
@HayakawaYukio