早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

火山ガスの色

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USGS HVO

この写真につけられた解説はすばらしい。火山ガスの見え方が決まる理由をこれだけ的確かつ正確に説明した文章を私は知らない。しかも、一般向けに平易に書いてある。

Close-up of the vent, which is about 35 m across. One of the primary components in volcanic gas is water. Right at the vent, the plume is transparent, because it is very hot and the water is in vapor form. A short distance above the vent, however, the plume cools and the water vapor condenses into tiny droplets. This makes the plume an opaque white, just like regular clouds in the sky.

ハレマウマウの噴煙にペレの毛と涙

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USGS HVO

ハレマウマウの火口からは、火山灰を含んだ有色噴煙が上がるようになった。ペレの毛やペレの涙もみつかったそうだ。クレーターのそばでは最大10センチのスパターもみつかるという。

1959年のキラウエアイキ噴火でできたプウプアイのようなスコリア丘ができるかもしれない。

新しい情報が得られたので、未来予測を更新します。
(1)再び爆発するが、3月19日を越える強い爆発はない。(20%)
(2)3月19日より強い爆発が起こる。(10%)
(3)火口のそばにスコリア丘をつくりつつ、ハレマウマウを溶岩湖が満たす。(30%)
(4)スコリア丘だけができる。(10%)
(5)溶岩湖だけができる。(10%)
(6)やがて沈静化する。(20%)

ハワイ郡による溶岩見学案内

Civil Defense Agency, County of Hawaii が提供する溶岩見学。危険だからと人々を遠ざけるのではなく、流れる高温の溶岩に近づいて見学することを積極的に勧めている。こうすることによって、火山に親しむ文化が地域に形成されて、災害につよい人間社会が火山とともに永続する。

Where can I go to see the lava flow up close?

The current lava flow has reached the ocean, and is crossing land and entering the water at an area near Kalapana that is relatively accessible. A safe viewing program for the public has been developed by County, State and Federal agencies, and coordinated by Hawai‘i County Civil Defense. The viewing area is open daily from 2:00 in the afternoon until 10:00 at night, as long as conditions remain safe for the public. The last vehicles are allowed in at 8:00 to allow people adequate time to view the lava before the site closes at 10:00 p.m. A Lava Hotline is updated daily and confirms whether the lava viewing site will be open that day. The telephone number for the Hotline is (808) 961-8093. Visitors should be aware that conditions can change rapidly, and that viewing will be closed should any changes occur that will threaten the safety of viewers.

The viewing site is located at the end of Highway 130. From the parking area, there is a walk of approximately one quarter to one mile across lava to the site. For safety, you are asked to dress appropriately with long pants, closed-toe shoes, hat and sun screen. It can be very hot and sunny, so please bring water, and flashlights if you will be at the site after dark. You should also be prepared for the possibility of rain. There are a limited number of portable toilets available near the parking area, so be prepared.

People are asked to stay on the trails as marked and obey any requests by the interpreters that may be issued for their safety.

ハレマウマウの今後は

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USGS HVO

3月19日のハレマウマウ噴火のあとです。砂礫が駐車場全体に降り注いだことがわかります。火口はハレマウマウの東側に開いたのだから、砂礫は西側に飛び散るはずだと思われます。しかし駐車場がある南に飛び散りました。どうしてなのだろうか。

爆発は夜間でしたが、ここは日中も1ヵ月前から立ち入り禁止でした。ただしそれは二酸化硫黄の危険のための立入禁止処置だったのであり、このような爆発を予見しての処置ではありませんでした。冷や汗ものです。

さて、ハレマウマウの今後を予測してみましょう。
(1)再び爆発するが、3月19日を越える強い爆発はない。(30%)
(2)3月19日より強い爆発が起こる。(30%)
(3)ハレマウマウを溶岩湖が満たす。(10%)
(4)このまま沈静化する。(30%)

山頂は膨張していないし、地震の数も増えていない。東リフトゾーンからの溶岩流出が相変わらず続いていますから、マグマがわざわざ高い山頂まで仕事をして上がってくるとは思われません。ですから(3)の確率は低いだろうと考えました。爆発の有無については、よくわかりません。


ジャッガー博物館 一時閉鎖

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Star Bulletinによると、クレーターリムドライブは、いまキラウエア・ミリタリー・キャンプまでしか行けない。その先のジャッガー博物館は爆発のあと閉鎖されたという。しかし、そこに置かれたライブカメラの画像に今朝は、ハレマウマウを観察する人物が右下隅の解説板のそばに見え隠れする。解説板を読んでいるようにみえるときもあるから、観光客であろう。きょうはジャッガー博物館まで行けるようになったとみられる。

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キラウエア・カルデラに隣接した村への避難勧告を検討

Star Bulletinによると、キラウエア・カルデラそばにある集落Volcanoへの避難勧告が検討されているという。理由は二酸化硫黄による健康への悪影響。

ハレマウマウが噴火 1924年以来

ハワイ・キラウエア火山の山頂にあるハレマウマウが 3月19日02時58分(ハワイ時間)に噴火した。ハレマウマウの噴火は1924年以来のこと。爆発で飛び散った岩石がクレーターリムドライブの路上に散乱した。ハレマウマウ展望台が損壊した。爆発源に新しい溶岩は現れていない。

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ハレマウマウはキラウエア火山の中心を占めるカルデラの中にある直径1キロの火口である。そばに広い駐車場がつくられている。キラウエア火山を見物に来た観光客はそこに車を停め、遊歩道をハレマウマウの縁まで歩いて、平らな火口底をのぞき込む。爆発が夜間でよかったが、二酸化硫黄濃度上昇を理由に、この駐車場と道路は2月20日から昼間も閉鎖されていた。

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地方分権に逆行した薄っぺらな指針

噴火時等の避難に係る火山防災体制の指針」の66ページ。

避難勧告又は避難指示は、気象庁から噴火警戒レベルのレベル5(避難)が発表された場合には、市町村長から速やかに発令することが望まれる。


いつ避難するか、それともしないかは、防災対策においてもっとも重要な意思決定である。この決断を気象庁がするとしている。「望まれる」と書いてはいるが、これは上位行政が下位行政に対してそうするように指図している文に他ならない。防災対応の決定は地元市町村長の専権事項であるとした災害対策基本法に抵触している。

レベル5になったらすみやかに避難勧告しろといっているが、これは逆に、気象庁がレベル5にしないかぎり市町村長が住民に避難を勧告しなくてよいと容認していることになる。膨大な手間とコストがかかる住民避難をすき好んで選択する市町村長はいない。避難勧告せずに人的被害が出たときの責任を気象庁長官に転嫁できるなら、自発的意思によって住民に避難を勧告する市町村長はひとりもいないだろう。国の意向に沿わない独自判断に、都道府県や周辺の市町村から手厚い援助が得られるとも思えない。こうして逃げ遅れる。

一方、いったん気象庁がレベル5だと宣言すれば、市町村長は否応なく避難勧告を出さなければならない。地域の特殊事情を斟酌する余地が残されていない。地域特有の生活形態が中央の意思でいとも簡単に壊される。この指針は、火山リスク対応における市町村の自主自立を否定するものであり、地方分権を進める時代の流れに逆行する中央政策だといえよう。

一方、噴火の危険性が極めて高くなった場合においては、拘束力が強い警戒区域を設定することが有効な場合もある。実際に、1990年(平成2年)から1995年(平成7年)にかけての雲仙普賢岳の噴火においては、避難勧告が発令されたにもかかわらず、避難勧告の対象地域に立ち入った人のうち、41名が死亡し、3名が行方不明となっている。住民からは、警戒区域の設定により、経済的な活動が不可能になり生活の糧が失われることについて、強い反発が起こることもあり、市町村長は警戒区域の設定に躊躇することも考えられるが、避難指示等を発令しても避難しない住民が多い場合等には、死傷者をゼロにすることが何事にも優先することを認識して、警戒区域の設定も視野に入れる必要がある。


「死傷者をゼロにすることが何事にも優先する」と断言しているところに、この指針をつくった委員たちの幼さが透けて見える。火山危機では、死傷者が発生するかどうかをあらかじめ確からしく予測するのはたいへんむずかしい。不可能だともいえよう。あいまいにしか予測できない未来を前に、生命維持と今後の生活確保のバランスをいかにとるか究極の選択を迫られる。生命絶対主義を掲げて、この課題に立ち向かうことをあっさり放棄したのをみると、この指針全体がそういう安易な考えでつくられた薄っぺらなものではないかと疑われる。

1991年の雲仙岳災害以降、その苦い経験を踏まえて、火山危機で警戒区域が新たに設定されたことは一度もない。この重い事実を委員たちは誰も知らないのであろう。2000年の有珠山噴火のときは、洞爺湖水面にさえ警戒区域を設定するのを避けて避難指示とした。誰も住んでいない水面なら警戒区域に設定してもよいだろうと私は思ったが、警戒区域を設定することによって起こるかもしれない予期せぬ弊害を恐れてそうしなかったらしい。

思うに、2000年8月、東京都のいいなりになって三宅島に緊急火山情報を最後まで出さなかった気象庁が、「死傷者をゼロにすることが何事にも優先する」とは、よく言えたものだ。あのとき犯した過ちを自己批判することがまず先であろう。

噴石の混乱深まる 内閣府と気象庁

きのう(3月19日)公表された「噴火時等の避難に係る火山防災体制の指針」は、噴石の定義を次のように書いている(7ページ)。

噴石 噴火に伴い噴出された石は、その大きさ形状等から、火山岩塊、火山れき、火山弾等に区分されている。本報告書ではこれらの石を総称して噴石とする。


火山れきも噴石と呼ぶと明記している。火山れきは2ミリから64ミリの石のことだから、2ミリより大きい石が噴石と呼ばれることになる。しかし気象庁は、昨年(2007年)12月に公表した噴火警戒レベルの説明で、噴石の語を弾道軌道を描いて空中を飛行した岩塊の意味で統一的に使ったばかりだ。

樽前山
レベル5 1667年及び1739年:大規模噴火、噴石が火口から概ね4kmまで飛散、

北海道駒ヶ岳
レベル3 小噴火が発生し、山頂火口原内に噴石飛散

岩手山
レベル5 噴石は火口から山麓(約4km)まで飛散

吾妻山
レベル3 小~中規模噴火が発生して、火口から概ね4km以内に噴石飛散
【過去事例】
1950年:噴石が火口から約1.2kmまで飛散
1893年:噴石が火口から約1.5kmまで飛散

草津白根山
レベル5 山頂火口から概ね3km以内に噴石飛散

浅間山
レベル3 山頂火口から中噴火が発生し、4km以内に噴石や火砕流が到達
注1)ここでいう噴石とは、主として風の影響を受けずに飛散する大きさのものとする。

以下の火山は略。


直径2ミリの石なら、ちょっとした爆発でも簡単に火口から10キロくらいまで空中を飛行する。風に流されるからだ。上記は、最高レベルの5でも4キロと書いているから、弾道軌道を描いて空中を飛行して着弾点にクレーターをつくる大きな岩塊だけを想定して噴石の語を用いたと解釈される。浅間山では、「主として風の影響を受けずに飛散する大きさのものとする」と、わざわざ注書きまでした。火山学では、直径100ミリを超えると風の影響が無視できると考えるから、火山れきを噴石から除外する意図がこのとき気象庁にあったのは明らかだ。

今回の指針策定には気象庁も大きくかかわったはずだ。これはもう、ずさんだとしかいいようがない。気象庁の火山担当者が日本語を用いた正確な論理表現ができないか、気象庁が内閣府に遠慮して譲ったかのどちらかだ。気象庁の火山責任者は自分がなした朝令暮改に気づいているのだろうか。この問題は、けっして枝葉末節ではない。噴石によるリスクは火山リスクのなかでもっとも頻繁に出現し、人体にとって致命的なリスクだから、このずさんは看過できることではない。

噴火警戒レベルをいまから書き換えるのは、やってもいいが、レベル表全体への波及が大きいからめんどうな作業になるだろう。指針の定義文から「火山れき」を削除するのが簡単だし、合理的な修復方法だ。噴石を、「弾道軌道を描いて空中を飛行した物体」だと定義すればもっとよくなる。ほんとうは、これを機会に、これだけミソがついてしまった噴石の語を気象庁には放棄してもらって、火山弾で置き換えてほしいものだ。私はずいぶん前からそうして使っているが、困難はない。言いたいことをわかりやすい文章で読者に的確に伝えることができている。

2007年12月23日の文章参照

国立公園の外だから規制が厳しい?

Arnottsによると、

After a long pause from June 17th 2007 Lava has finally made it back to the coast providing some spectacular viewing.
Unfortunately for viewers it is outside the National park in County controlled territory meaning first that legal viewing begins only at 2:00pm with last car in by 8:00pm and everyone out by 10:00pm. Do NOT go at or near 2:00pm as it is chaotic and unpleasant...Government in action.
To make matters worse viewing is strictly controlled and some of the best outbreaks are off limits. Predictably Madame Pele shut off the lava and as of March 10th we are awaiting new outbreaks although reports filtering back from guests indicate small flow front outbreaks here and there....
Even with grossly excessive regulation it is still an amazing sight....come on down and take our tour, take a plane flight or rent a car but see it....soon !!

For current updates go to http://volcano.wr.usgs.gov/hvostatus.php The town of Pahoa is no longer threatened.


溶岩が太平洋に流れ込んだ場所が国立公園の外だったので規制が厳しいと書いている。"viewing is strictly controlled and some of the best outbreaks are off limits"(見学は厳しく規制されていて、もっともよい流れ出し場所立ち入禁止になっている) と書いているが、現地で実際にはどうなのだろうか。

初日は8000人

Star Bulletinによると、溶岩展望所初日の土曜日(3月8日)にキラウエアの溶岩を見に集まったひとの数は、8000人だったという。翌日の日曜日は4000人だったという。ずいぶん大勢の人が集まるものだ。

桜の開花予想と気象予報の制限

民放の朝の番組で、屋外に立った気象予報士の女性が「雨マークつけました!」とさわやかに言うのを聞いて、気象予報士は気象庁が発表する天気予報をそのまま伝えているのではなく、独自のアレンジも加えて伝えているのだなと、ぼんやり理解していました。

その女性気象予報士が数日前、東京の桜開花予想日は3月25日だと独自の計算に基づいて発表していました。気象庁からの発表はそのあとにありました。気象庁による予想日は3月27日でした。

案外知られていないと思いますが、普通の人が気象予報をすることは法律で禁じられています。試験を受けて気象予報士になれば、予報できます。気象予報士は、気象庁が発表する気象予報をただ伝達するだけでなく、独自の予報をすることができるのです。同じ民放で夕方に出てくる男性気象予報士は、1月7日に、今年の夏の暑さ予想について神社の占いの結果を紹介していました。

しかし気象予報士になっても、警報は出せません。警報は気象庁だけが出すと法律が定めています。

気象業務法から

(予報業務の許可)
第17条 気象庁以外の者が気象、地象、津波、高潮、波浪又は洪水の予報の業務(以下「予報業務」という。)を行おうとする場合は、気象庁長官の許可を受けなければならない。
2 前項の許可は、予報業務の目的及び範囲を定めて行う。

(気象予報士に行わせなければならない業務)
第19条の3 第17条の規定により許可を受けた者は、当該予報業務のうち現象の予想については、気象予報士に行わせなければならない。

(警報の制限)
第23条 気象庁以外の者は、気象、地震動、火山現象、津波、高潮、波浪及び洪水の警報をしてはならない。ただし、政令で定める場合は、この限りでない。

新しい溶岩展望台ができた

Star Bulletinによると、新しい溶岩展望台は予定通りきょうからオープンするそうだ。

Viewing hot spot
Lava viewing offers a spectacle but requires precautions. Details of the new county viewing site:
Opening ceremony: 2 p.m. tomorrow, end of Highway 130
Daily viewing: From 2 to 10 p.m. Last car in at 8 p.m.
Fees: None, but might be charged later
Expected attendance: As many as 1,000 per day
Hike from road to sea: One-half mile, rough ground, no shade
Precautions: Bring water, sunscreen, flashlights
Cell phones: No service for miles

ホットスポット展望台
溶岩見学は目を見張るものだ。しかし準備が必要。郡が新しくつくった展望台の詳細は以下の通り:

・3月8日14時にハイウエイ130の終点で開所式。
・毎日14時から22時まで。最後の入場は20時。
・無料。
・予想見学者数は毎日1000人。
・駐車場から溶岩までは2.4キロ。でこぼこ道で日陰はない。
・飲料水とサンスクリーンと懐中電灯を持参するように。
・携帯電話は通じない。


事故が起こることを恐れて住民や観光客を問答無用で締め出すのではなく、溶岩の危険を正しく評価した上で、それを適切に管理して溶岩展望台を用意した。これによって、大自然の驚異と圧倒的な美しさを多くの人が体験できる。ハワイ当局の積極的かつ迅速な行動に敬服する。

火山を恐れて遠巻きにしているのではなく、好奇心に導かれるまま火山に近づき、見て聞いて触って嗅いで体験する。火山に対する知を地域に集積することこそが、火山災害を防ぐ特効薬である。

リスク管理には踏み込まないハワイ火山観測所

新しいオーシャンエントリーが昨晩できたようだ。画像は、まだない。

さて、アメリカ合衆国地質調査所のハワイ火山観測所が毎朝出しているキラウエア火山のレポートを読んでみよう。以下では、数時間前に出たばかりのもっとも新しいレポートを部分和訳する。ハワイ火山観測所は、キラウエア火山のリスク評価を定量的かつ具体的にすることに最大限の努力を払っていることがわかる。立入制限などのリスク管理には立ち入っていない。他機関によるリスク管理をレポート文中で伝達しているにすぎない。この徹底した分権が、キラウエア火山のリスクをうまく処理することを可能にしている。

Recent Status Report, Updates, and Information Releases
Kilauea Daily Update issued Mar 6, 2008 07:18 HST Volcanic-Alert Level WATCH - Aviation Color Code ORANGE
This report, in addition to maps, photos, and webcam images (available using the menu bar above), was prepared by the Hawaiian Volcano Observatory (HVO):

このレポートは、地図と写真とウェブカメラ画像とともに、ハワイ火山観測所によって作成されたものである。

Activity Summary for last 24 hours: A long and narrow pahoehoe flow continued to advance from the base of the Royal Gardens subdivision toward the ocean. The flow split and at 3:30 pm, the western lobe was 230 m (750 ft) from the ocean. Seismic tremor levels and sulfur dioxide emission rates continued elevated to several times background levels at Kilauea summit.

過去24時間の活動まとめ:長くて狭いパホイホイ溶岩がロイヤルガーデン分譲地の下部から太平洋に向かって前進を続けている。溶岩は午後3時30分に二つに分かれた。西の流れは太平洋まで230メートルの距離にある。キラウエア頂上における微動レベルと二酸化硫黄放出率はふだんより数倍高いままである。

Hazard Summary: Four hazardous conditions exist currently on Kilauea volcano - potentially harmful sulfur dioxide concentrations at the summit, dangerous conditions around the Pu`u `O`o/July 21/November 21 vent area, lava flow threat to the Royal Gardens subdivision and the coastal plain to the southeast, and hazardous conditions associated with lava entering the ocean.

災害まとめ:いまキラウエア火山には四つの災害状況が存在する。それは、頂上における有毒な二酸化硫黄の農集、プウオオの7月21日、11月21日火口付近における危険、ロイヤルガーデン分譲地とその南東の海岸平地への溶岩侵入の恐れ、溶岩が太平洋に流れ込むことに伴った災害である。

1. The current increase in sulfur dioxide emission rates at the summit means that SO2 concentrations in the air are likely to be at hazardous levels for visitor areas downwind of emission sources in Halema`uma`u crater. Because of this the National Park Service has closed Crater Rim Drive through the south caldera area until further notice (http://www.nps.gov/havo/closed_areas.htm). Most people are sensitive to sulfur dioxide at these levels . Children and individuals with asthma, chronic obstructive pulmonary disease (COPD), or other breathing problems especially should avoid downwind areas. During tradewind conditions (brisk winds from the northeast,) concentrations will be highest and most hazardous in the south caldera: southwest rift zone, south caldera pullouts, and the Halema`uma`u overlook parking lot. During weak or southerly winds, concentrations may be high and hazardous throughout the summit area. Stay informed about SO2 concentrations in continuously monitored areas at Jaggar Museum and Kilauea Visitor Center (http:// www.nature.nps.gov/air/webcams/parks/havoso2alert/havoalert.cfm).

二酸化硫黄が大量に放出されているため、国立公園サービスはクレーターリム道路の南カルデラエリアを通行止めにしている。

ジャッガー博物館とキラウエア・ビジターセンターで常時観測されている二酸化硫黄濃度にいつも注意を払っていてください。

2. Vent areas and lava channels are hazardous and conditions can change rapidly. Sulfur dioxide emissions from Pu`u `O`o are very high and result in hazardous concentrations downwind. Access to the 7/21 eruption site in the Kahauale`a Natural Area Reserve is closed (see http://www.state.hi.us/dlnr/chair/pio/HtmlNR/07-N076.htm). Wao Kele o Puna is also closed.

7月21日噴火口があるカハウアレア自然保護地域への立入りは禁じられている(ハワイ州政府のページへのリンク)。ワオケレオプナも同様に立入禁止である。

3. There continues to be a threat from lava flows to anyone within Royal Gardens subdivision and the coastal plain. As long as lava flows are active south of fissure D, the subdivision is within likely flow paths of future flows. The rootless shields, which are now less than two miles from the subdivision, can collapse and release lava flows that advance that distance within a few days. Tube- or channel-fed lava flows established within the subdivision and on the coastal plain remain a threat due to tube ruptures which can produce new lava flows. Lava flows advancing through vegetation are hazardous and can produce fire and methane explosions that propel chunks of lava and rock several feet into the air. Hawai`i County Civil Defense has been notified and is taking appropriate measures (www.lavainfo.us).

ロイヤルガーデン分譲地と海岸平野には溶岩流が達する危険がある。ハワイ郡の民間防衛はこのことを知らされ、適切な処置を取っている。

4. Lava entering the ocean poses two additional hazards - potential collapse and laze. Lava entering the ocean builds a delta over its own rubble that is extremely unstable. That delta can collapse without warning and expose very hot surfaces to waves which can explode and throw rock debris up to one-quarter mile inland. For these reason, spectators should avoid the delta and the area one-quarter mile inland. The interaction between seawater and lava produces a steam plume laced with acids and fine particles of volcanic glass or 'laze' that is unhealthy if inhaled and can produce skin or eye irritation if contacted. Hawai`i County continues to prepare for safe public viewing hopefully this weekend. For details, see www.lavainfo.us.

溶岩が太平洋に流入するところでは二つの災害が発生しうる。土地の陥没とガラスの細粉である。ハワイ郡は、人々が溶岩を安全に見学することができる場所を今週末にも用意する。

(以下略)

近づきすぎ!

J21Eruption_080304_L[1]
USGS HVO

ロイヤルガーデン分譲地を通過したキラウエアの溶岩流は、太平洋に向かって進んでいるが、東によりすぎている。カラパナ駐車場より東側を通過するようだ。アクセス道路が寸断されて駐車場が孤立してしまう。アクセス道路は狭いから、路肩駐車はままならない。Uターンもままならない。面倒なことになった。

前回の溶岩の縁に沿って流れ進むだろうことは当然だった。いまから思えば、2月29日の時点でこの事態は予想されるべきだった。反省している。

(9時3分追記)
Star Bulletinによると、当局が、新しい展望所を東側につくるのだという。
地図が正しければ、ちょっと離れすぎている。しかし本文には「1マイル東」とある。1マイルなら十分歩ける距離だ。

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