読むフォロー。ツイッターを始めたら、まず試しにツイートをひとつしたあと、だれかをフォローしてください。そのひとのツイートがあなたのホームに表示されます。フォローする数は、ひとまず50を上限としてください。それ以上フォローすると全員のツイートを読むのが難しくなります。
メンション。読むべきはフォローした人のツイートだけではありません。あなたに向けて送られたメンションを読むべきです。メンションを送った人は、あなたにメッセージが届いたと思っているはずですから。ツイッター右側コラムにある「ホーム」の下に、頭に@マークがついたあなたのアカウント名がありますから、そこを押してください。あなたに宛てられたツイートがそこにあります。
クライアント。初心者はツイッターを純正
http://twitter.com/でまず始めるでしょう。しかし、これだけでは使いにくい。自分にあったクライアントを併用するとよい。わたしはHootSuiteを愛用しています。ストリームを10個まで表示できます。
リスト。フォローする人が増えすぎたり、特定のグループに注目したいときはリストを使います。自分が作ったリストのほかに他人が作ったリストも利用できます。HootSuiteのストリームにリストを指定すると一覧性に優れます。
誰かのツイートをじっくり読みたくなったらTwilogサービスを利用してください。私のはこれです。
http://twilog.org/HayakawaYukio ツイートが日ごと月ごとに整理されています。特定の誰かに宛てたツイートだけを表示することもできます。もちろん検索もできます。
Togetterというサービスもあります。たとえばこれです。
http://togetter.com/li/50991 特定の話題についてのツイートを一覧表示しています。複数のひとのツイートを一度に読むことができるので便利です。
書く140字の制限があります。半角も全角もおなじようにひとつと数えられます。
短縮URL。URLはネット上のページのありかを示す住所です。ツイートの中にそのまま書くと、長いので140字がすぐ埋まってしまいます。これを避けるためにURLを短縮するサービスがあります。
http://bit.ly/ http://ow.ly/などです。
リツイート。フォロワーに知らせたいツイートをみつけたら、リツイートします。公式と非公式があります。公式は、原発言者の名前でそのまま再発信されます。非公式は、あなたの名前で再発信されます。非公式はツイートに加筆編集することが可能です。私は初め非公式でしたが、いまは公式を使ってます。
ダイレクトメッセージ。あなたをフォローしている人にダイレクトメッセージを送ることができます。メールと同じようなものです。他人にのぞかれません。逆に言うと、ツイートはすべて他人に読まれます。読まれたくなければ、ツイートを非公開にしてください。(私は勧めません)
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いま話題にしている偽薬と火山には、パターナリズムでつながりがあります。その視点から私は考察しています。パターナリズムは父権主義ともいいます。国家権力に代表される権威に決定権を委ねるか、個人の選択を最大限に許すかのせめぎあいです。火山の場合は防災の根幹思想にかかわります。
国が住民の命について責任を持つ。国が警報を出して住民に立ち退きを強制する。パターナリズムのしくみがいま採用されています。雲仙岳1991年噴火以来、私はこれに異を唱えています。住民の愚考権を認めたい。命より生活を大事にしたい。
偽薬を使用しない立場がなぜパターナリズムか。偽薬には薬効がないのだから使ってはいけない、心理効果の利用は認められない、とする主張がイデオロギー的であって個人の自由な選択権を奪っているからです。
私はそこに、科学至上主義による平板な人生観を認めます。ニセ科学バッシング全体がそのようなものだと思います。
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「世の中には「漢方薬はメカニズムがわからないからニセ科学だ」などと言う人もいるようです。僕たちはそのような立場に与しません。薬が効くか効かないかは、臨床的に研究すればよいのです」 kikulog
ホメオパシーの治療効果は臨床的研究によって帰納的に否定されたのだろうか。8月24日に日本学術会議が発表した
会長談話を読んでもわからない。レメディは、成分が1分子も残らないほど希釈しているから効果がある「ハズ」がないと演繹的に下した評価しかみつからない。漢方薬と同じように臨床的研究を待つ態度を、ホメオパシーに対してはなぜとらないのか。
漢方薬には成分がはいっている。しかしそれは薬になるかもしれないが、毒にもなろう。漢方薬が効くメカニズムはわかっていない。薬効の臨床的研究がすべてについて済んでいるわけではない。まだこれからの「薬」も多いらしい。毒かもしれないものを病人に投与してよいのか。毒にも薬にもならないレメディを飲むほうがむしろ安全ではないか。
ホメオパシーには心理的効果・カウンセリング効果があることを、会長談話はなぜ認めなかったのだろうか。心理学は日本学術会議のメンバーではないのですか。
会長談話は、偽薬効果も認めないのだろうか。心理効果をねらって偽薬を処方することがじっさいに医療現場で行われていると聞く。これも否定するのだろうか。
会長談話をもう一度読んでみた。
「プラセボであっても効くのだから治療になる」とも主張されていますが、ホメオパシーに頼ることによって、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性があることが大きな問題であり、時には命にかかわる事態も起こりかねません
プラセボとは偽薬のことだ。会長談話は偽薬効果を治療に用いることを否定していない。心理学の役割も明示的には否定していない。そして、(ここが重要なことだが)ホメオパシーも否定できていない。会長談話が指摘した弊害は「確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性」のみ。これは何も、ホメオパシーに限ったことではない。当たり前のことだ。漢方薬を飲んですませて、西洋医療を受ける機会を失して重篤になったり死亡した事例だって、探せばあるだろう。
なのに、「こうした理由で、例えプラセボとしても、医療関係者がホメオパシーを治療に使用することは認められません」と会長談話はいう。他のプラセボ(偽薬)は使っていいけどホメオパシーのレメディを使うのはいけないというのだ。ホメオパシーだけがダメなのはなぜなのだろうか。合理的な説明はどこにもみつからない。
会長談話は、最後に結論として、「ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されています」と書いた。この文書はわずか2ページなのに、論理的に破綻している。
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ロームはホコリが積もってできた赤土とも言われる関東ロームは、関東平野の西にある富士山や浅間山が噴火して降り積もった火山灰だとふつう説明される。しかし、それは間違いだ。ほんとうは、河原の砂泥や畑の土が春の強風で巻き上げられて風下に降り積もってできた。つまりホコリだ。
火山はめったに噴火しない。富士山はもう300年も眠っている。いっぽうロームは毎年0.1ミリ、100年で1センチ、1万年で1メートル積もる。関東地方の河原や畑には火山灰がたくさん露出しているから、関東ロームの構成物にも火山灰が多い。
関東ロームを水洗いして中から鉱物をみつける実験手順が学校教科書にのっている。そうやって石英だの角閃石だのを子どもたちに自分でみつけさせて顕微鏡の下で観察させる手順はよいのだが、「火山灰がはいっているからローム層は火山の噴火でできた」と結論させるのは間違っている。
火山が噴火しなくても、ロームは毎年積もる。火山が噴火すると、ロームの間に軽石や火山灰が挟まれる。宝永スコリアや東京軽石だ。最近1万年間のロームは、不思議に黒い。黒土あるいはクロボクという。人間が植生をいじった結果らしい。
噴火で東京に火山灰が1ミリ積もっても、たいへんなことになる。
2009年2月2日の浅間山噴火で横浜に降り積もった火山灰はわずか0.001ミリだった。もし、あの1000倍の噴火が10年に1度起こるのなら、東京にはとても住めないはず。でも実際には住んでいる。
毎年0.1ミリのロームは、4月5月の60日に毎日0.002ミリずつホコリとして堆積してできた。だから、関東の春は掃除がたいへんだ。関西でも春の掃除はやっかいだろうが、関東と比べたら、ましである。関西には、風で飛びやすい火山灰の露出が少ない。
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