
室蘭工業大学の河内邦夫さんによる自転車測定、2012年11月(
オリジナルページ)

同、2013年3月(
たねいち整形外科のページから)

3年連続田植えしない南相馬の田んぼに咲き競う黄色いタンポポ。毎日新聞梅村直承さん撮影
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霧島火山群における火山防災事業に関する検討会 ~霧島火山の噴火の影響と危機管理~
2004年12月13日@鹿児島県国分市
火山噴火危機における国と自治体の役割
フクシマ原発で2011年3月に起こった事故では、1京2000兆ベクレルのセシウムが環境にまき散らされた。チェルノブイリ原発で1986年4月に起こった事故でまき散らされたセシウムの10分の1に当たる(
フクシマ原発2011年3月事故の特徴)。ここでは、このセシウムによる健康リスクを評価する。ヨウ素によるリスクはデータ不足のため評価しない。
チェルノブイリ事故から約20年たった2005年9月にウイーンで開かれた国際会議に出席した金子正人はこう報告している。「被ばくの多かった除染作業者、避難した人々、汚染地区の居住者など約60万人の中からこれまでの死亡者を含めて約4000人が放射線被ばくが原因で死亡するとの予測が示された。」(
金子、2007)
同会議に出席したであろう長滝重信のまとめが
児玉(2009)論文にあるので、セカンドオピニオンとして見てみよう。長滝はこう書く。「不確実ではあるが、事故の大きさの概略の印象のため、今後の癌死亡者数を推定すると 4000 人(あるいは 9000 人)である。数万、数十万人ということはない)」 チェルノブイリ原発事故によるがん死者数の見積もりとして4000人の数字がこの国際会議のコンセンサスとして認められたのは確かなようだ。
この死者数推定がどのようになされたのかは不明だが、LNT仮説を極低線量まで延長する方法によって計算されたのだろうと思われる。これをフクシマでやってみたらどうなるだろうか。出発点は、広く認められている「100ミリシーベルトで0.5%ががん死する」に置く。致死量は20シーベルトになる。
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二本松市放射線量測定MAP。二本松市が2012年6月25日から7月11日までの間に1キロメッシュで測った。二本松市内に0.13マイクロから2.02マイクロまで、10倍以上の開きがある。クリックすると拡大します。

私の放射能汚染地図の二本松市部分。2011年9月基準。黄:2マイクロ、緑:1マイクロ、青:0.5マイクロ。
私は、二本松市の1キロメッシュMAPを知らないで地図をつくったが、両者はよく似ている。

二本松市役所では、2011年3月18日から2012年4月30日まで、毎日2回放射線量が測られた。
・3月18日から毎日下がっていたが、3月21-23日に再度増えている。
・2011年7月は1.2マイクロだったが、2012年4月に0.6マイクロになっている。9カ月で半減している。物理学から計算される半減期3年(つまり36ヵ月)の4倍の速度である。山野での半減は物理学に従っているから、都市部での減衰は特殊事情によるのだろう。ただし2012年4月以降は、0.6マイクロよりほとんど減らなくなっているだろうとみられる。
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二本松市役所のページ