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早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

弁当パックで火山の立体模型をつくろう

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作り方(jpgファイル)
下絵(pdfファイル)
・弁当パックは、福助工業TR-36Fが最適です。楽天市場で600枚で5134円。通常、8枚で立体模型がひとつつくれます。600枚だと75つくれますから、35人のクラスだとひとり2つつくれます。
弁当パック立体模型のページ

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この放射能禍における世間の気分移り変わり

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(表をクリックすると、別画面で全体が表示されます。)

・ツイートまとめ。原発事故の標語ツイート

毎月のセシウム137降下量、福島県双葉郡と東京新宿

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原発が立地する福島県双葉郡で毎月測られたセシウム137の降下量。データは原子力規制委員会のページから。東京は3月が多いが、双葉郡は1月2月が多い。東京の3月は7月の10倍だが、双葉郡の1月2月は7月の20倍に跳ね上がる。

2011年3月は334万、4月は10万、5月は9万9600Bq/m2だったが、グラフに入りきらないので省略した。
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避難者の地理分布

ガラスバッジが示す実効線量は芝生実測値の5分の1

福島市や郡山市で芝生の上1メートルを測って毎時1.0マイクロシーベルトの住宅地を想定する。屋外平均は半分の0.5マイクロ程度だろう。毎日の生活の中での遮へい効果を0.6倍と見積もると0.3マイクロだ。1年だと2.6 ミリシーベルトになる。ガラスバッジはその7割を測るから年1.8ミリ。ここから自然放射線0.5ミリを引いて、身に着けていた人には年1.3ミリと報告される。



芝生の上で2.0マイクロの場合は、年3.2ミリと報告される。芝生の上で0.5マイクロの場合は、年0.4ミリと報告される。

ガラスバッジ報告がちょうど年1.0ミリになるのは、芝生の上で0.8マイクロが測られるところだ。もし放射能に気を付けて生活すれば(あるいは徹底的な除染をすれば)被ばくを半分に押さえ込めるだろう。つまり1.6マイクロのところまで住める。いまの国の線引きはこのような考えでなされている。

風雨で0.5倍、室内遮へいで0.6倍、ガラスバッジで0.7倍。合計0.21倍。これが、いま国と県が採用している実効線量だ。芝生の上1メートルで実測した値の5分の1である。そして、数値が個人に報告されるときは、自然放射線分として年0.5ミリがそこから引かれている。(郡山市は年0.65ミリを引いている)

実効線量は仮想的な数値であって実測できない。適当な仮定を置いて、実測値から計算して出す。したがって、そこで採用する仮定に政治が入り込む隙がある。実効線量は科学のようにみえるが、科学だけではない。その仮定は次を含む。風雨や除染による放射性物質の除去効果、建物による遮へい効果、バックグラウンドとして差し引く自然放射線の量。

このような大事故のあと国民の健康を守るのを、やわらかい数値である実効線量でやるべきか、それともかたい数値である実測値でやるべきか、よく議論する必要がある。

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放射能汚染地図(八訂版)モノクロ簡略仕様

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・今年1月に発表した八訂版をそのままモノクロ簡略化しました。
・印刷用pdfファイル(1.9MB)

転載のルール:これら2枚の地図は自由にご利用ください。私は著作権を主張しません。著作者人格権は主張します。つまり、私がつくった地図であることがわかるようにして利用してください。商業誌でも無料でご利用いただけます。(2013年9月27日変更)
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