御岳山2014年9月27日噴火地図 ・火口(赤ダイヤモンド)
・火砕流(ピンク)
・火山弾(黄)火口からおおむね1km
・降下火山灰1cm(青線)。1cm線で測ると火山灰総量50万トン。
・山小屋
降灰分布図(2014年9月27-28日) 1 g/m2と0.1 g/m2に色分け。いずれで測っても火山灰総量2万トン。
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ツイッターによる火山灰報告・
作業用グーグルマップ これが最新状態です。
噴火開始時刻2014年9月27日(土曜日、晴れ)11時53分03秒
噴煙の高さ・VAAC Tokyoは27日1235の噴煙をFL370と報告した。11kmだ。
ERUPTION DETAILS: VA AT 20140927/0335Z FL370 EXTD E REPORTED
火砕流が流れた距離地獄谷に開いた主火口から谷に沿って南に2.3km下った。
噴出物岩石が飛び散って、粘土が降った。
噴出量・近傍の降下火山灰1cmで測ると50万トン
・中距離の降下火山灰1g/m2で測ると2万トン
・遠方の降下火山灰0.1g/m2で測ると2万トン
したがって降下火山灰は20万トンと見積もられる。これは1979年10月噴火と同じである。
・火砕流が覆った面積は3.3km2。平均厚さ10cmとすると30万トン。
両者を合算すると、9月27日の噴出総量は50万トン。
63人。噴火口の北東500mにある剣ヶ峰(3067m)付近にいた登山者。ほぼ全員が火山弾に打たれて死亡したとみられる。すばらしい好天に恵まれた秋の土曜日の正午前だった。
(ここまで、2014年9月29日6時)
ツイッターまとめ・
その1 火砕流
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その2 火山灰の広がり
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その3 心肺停止
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「がん検診一般について言いますと、不利益が利益を上回るために受けないほうがいいと判断されているがん検診がいくつかあります。専門家の意見として、この検診は受けないほうがいいということも判断としてありうるというのを多くの方に知っておいてもらいたい。もちろん希望者の方に受けていただくのが、一番まあ、不安を解消するという意味ではいいかもしれませんが、そのことで、ご本人が理解されない範囲での不利益が生じる可能性があるということは専門家としてきちんと説明をしないと(いけない)。ただ単に希望者に受けていただくことは、あまり責任ある行為とはちょっと思えないような気がします。」祖父江友孝(大阪大学教授) 第11回あり方専門家会議(環境省、2014年9月22日)
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祖父江発言のYouTube動画頭出しいまの甲状腺エコー検査問題の本質を、祖父江さんが3ツイートの長さで的確に表現してる。
・噴火した火山はBárðarbunga(Bardarbunga、バルダルブンガ)。バトナ氷河におおわれている。
・噴火地点はHoluhraun(ホルフロイン)。150年前の噴火でできた溶岩原。そのときの噴火割れ目を今回も使っている。
・初回の噴火割れ目の長さは600メートル。そこからの溶岩流出ピークは、8月29日0040-0100にあった。噴火開始は0002。
・2回目の噴火は8月31日0400から始まった。噴火割れ目の長さは2日前より長く、1500メートル。
・8月23日に地震が多発した。氷底噴火したのかもしれない。28日に氷の表面に円弧亀裂が見えた。
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ツイッターまとめ
ライブカメラ画像(2014年9月6日朝)
(左)アスキャ・カルデラのそばにあるドレキ小屋。2004年の写真だが、いま、ここが火山監視の最前線になっているとみられる。
アイスランド警察(右)危険地帯から緊急脱出する
ケンブリッジ大学の研究者たち。9月3日に原因不明の火山性微動が観測された。
氷河の下にあるバルダルブンガという火山の地下で1週間ほど前、マグマが北東方向に向かって水平に40キロほど動いた。その先端のホルフロインという場所から8月29日に噴火した。150年前の噴火割れ目を使ってマグマが地表に表れて火のカーテンを噴きあげつつ溶岩を流した。31日にも同じ場所から再び噴火した。
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