日本超音波医学会 ・第90回学術集会(2017年5月28日)抄録生存率の向上を目的とせず、被ばくの影響を見るために子供たちののどにメスを入れてよいと思っている。信じがたい倫理観の欠如だ。被ばくの影響は出てないのに100人以上の子供ののどを切って平気なのか。この記述を、のどを切られた子供たちが長じて知ったらいったいどう思うだろうか。
鈴木真一教授は、過剰診断の概念をまだ理解できていない。
長野原町がいま整備中の舞台溶岩トレッキングコースを、浅間園長の案内で2017年5月5日に歩きました。長野原町有地の中だけを歩く一周コースです。6.3キロで3時間30分かかりました。初めは、ガイド引率による1日ツアーにするのがよいと思いました。舞台溶岩の上で、迫り来る鬼押出し溶岩を見ながら江戸時代の天明噴火を想像してピクニックすると楽しいでしょう。

グーグルマップ
・火山博物館から鬼押出し溶岩に上がる階段の迂回舗装道路から林に入る。
・3世紀末の小滝火砕流(Cig)に掘られた溝の中を進む。両側に小滝火砕流が現れる。(2010年の地質図には表現してない。
2万5000分の1地質図修正2010年10月3日)

・しばらくすると、コースは2メートルほどの段差を乗り越えて小滝火砕流の上にあがる。
・右手に鬼押出し溶岩(Alf)、左手に下の舞台溶岩(Glf)が見えてくる。下の舞台溶岩は3世紀末の噴火で流れたと思われる。
・コースは10メートルの崖に突き当たる。ロープを頼りにそこをよじ登って下の舞台溶岩の上にあがる。

・上の舞台(Glf)の末端崖をゆるかに登る。上の舞台は1108年の噴火で流れたと思われる。
・突き当りの斜面を右にトラバースして、鬼押出し溶岩の上に出ると素晴らしい展望を楽しむことができる。

・来た道を戻って、林の中を右に曲る。(写真は登り道から撮った。赤布を目印に左に進む。)

・林の中を進むと、吾妻火砕流(Aig)に特徴的な赤いじゃがいものようなスコリア塊が地表に見えてくる。吾妻火砕流は1783年8月4日に流出した。
・林から抜けると、上の舞台溶岩の表面は吾妻火砕流に薄く、しかしびっしりと覆われていることがわかる。山側には表面がゴツゴツした鬼押出し溶岩が壁のように迫っている。

・緩やかに傾く上の舞台溶岩の表面を下る。やや不明瞭な崖をおりて下の舞台溶岩の表面に戻る。
・やはり吾妻火砕流に薄く覆われている。
・下の舞台溶岩がつくるはっきりとした崖をおりる。溶岩断面の露出がある。
・しばらく進むと吾妻火砕流の堆積物がつくった樹型の穴がいくつもコース沿いにみつかる。

・鬼押しハイウェイを通る車の音が聞こえてくる。
・サイクリングロードを火山博物館まで戻る。
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