早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

不可解な居住禁止処置 三宅島で7年半

三宅村:阿古高濃度地区、一時滞在期間を拡大 /東京
 三宅村は23日、00年の三宅島噴火災害後の火山ガス(二酸化硫黄)の影響で居住を禁止している島南西部の「阿古高濃度地区」について、現在は7、8月に限り認める一時滞在期間を3~8月に拡大する条例改正案を村議会臨時会に提出し、全会一致で可決された。

 同地区はガス濃度の低下が認められたため、村は昨年から夏の2カ月間だけ滞在を認めた。ガスの感受性が高いぜんそく患者や19歳未満の人は対象外で、健康診断を義務づけ、期間中に6世帯12人が滞在を果たした。

 村は昨年12月に開かれた安全確保対策専門家会議を経て、滞在期間の拡大は可能と判断した。今後、もう一つの居住禁止地区である島東部の「坪田高濃度地区」についても一時滞在の是非を検討する。【木村健二】

毎日新聞 2008年1月24日


2000年9月から、もう7年半になる。まだ居住を禁じている地域があるのだという。三宅島に警戒区域は一度も設定されたことはないし、いったん出された避難指示もすでに解除になった。それなのに、自分の土地で寝起きすることができないのだという。自分の土地に住むことを権力によって禁じられるとはどういうことか。自分の土地に住めるかどうかを自分では判断できなくて、他者の決定に従わなければならないとはどういうことか。こういう、基本的人権にかかわることへの恐るべき感度の低さがこの島の空気を圧倒的に支配している。

住まわせない処置に対する補償金が支払われたとは聞かない。噴火直後に全国から集まった義捐金がどう使われたかもわからない。住民にはごく一部しか配分されていないのではなかろうか。

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