早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

内陸の浅い地震に緊急地震速報は無力

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内陸の浅い地震では緊急火山情報が役に立たないことが、能登半島で今朝起こった地震で実証された。上は気象庁サイトから転載した図である。図をクリックすると気象庁ページが別窓で表示される。赤い星が震源、黄色が震度4だった領域だ。

一番内側にあって緊急地震速報第1報提供時を示す0の円が、黄色い領域をすっかり取り囲んでいる。震源から伝播した主要動がこの地域で震度4の揺れを発生させる前に緊急火山情報を伝達することができなかった事実がよくわかる。この円の外側に、5秒後、10秒後、、のS波の到達位置が同心円で示してある。

内陸の浅い場所で起こった地震の情報を被災地に事前に提供する企ては、どんなに技術革新が進んでも達成できないだろう。震源までの距離が近すぎる。残念なことに、そしてそれは当然のことなのだが、震源に近いところでこそ深刻な被害が生じる。


けさの地震では緊急地震速報は出されなかったと聞くが、このページをみる限り、どの範囲までかわからないが速報が気象庁の外まで伝達されたらしい。指定公共機関であるNHKのテレビ画面にテロップが挿入されなかったのは事実らしいが、このページの表記は緊急地震速報が出されなかったとする一般報道と矛盾している。直したほうがよいだろう。

どうやら、予報としての発表はあったが、警報の発表はなかったということらしい。緊急地震速報にそんな区別があるなんて、きょうまで知らなかった。事実、このページにそのような記述はない。

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