早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

日本火山のリスク評価

リスクは被害と発生頻度の積であらわす。過去に起こった顕著な火山災害について、いま起こったときの想定死者数を被害とし、年代の逆数を発生頻度とみてリスクを計算した。得られた数値を各火山ごとにすべて足し合わせて、その火山のリスクとした。

この計算法だと、都市に近接した火山のリスクと、近い過去にカルデラをつくる大きな火砕流噴火をした火山のリスクが高く評価される。

雲仙岳(486)
十和田湖(258)
榛名山(245)
阿蘇(210)
富士山(208)
桜島(157)
支笏湖(91)
浅間山(63)
磐梯山(45)
洞爺湖(32)

交通事故による死者は、日本全体で毎年6000人である。火山リスク第1位の雲仙岳でも、その1/10に届かない。ただし都道府県単位で比較すると、鹿児島県・長崎県・群馬県・秋田県・青森県で、火山リスクが交通事故リスクを上回る。

日本火山全体のリスクは約2000(人/年)だから、交通事故の1/3である。


11位以下の火山は、次の通りである。

鬼界(30)
岩手山(29)
北海道駒ヶ岳(28)
箱根山(24)
池田湖(17)
東伊豆(10)
伊豆大島(9)
函館銭亀(8)
男体山(7)
新島(6)
霧島山(6)
妙高山(5)
屈斜路湖(4)
神津島(4)
赤城山(3)
三宅島(2)
松代(2)
沼沢沼(1)
青ヶ島(1)

クッタラ湖(0)
高原山(0)
草津白根山(0)
黒姫山(0)
乗鞍岳(0)
御嶽山(0)
八丈島(0)

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