早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

桜島大正噴火犠牲者の半数以上が地震による

 
(左)桜島ビジターセンター内の展示、(右)東桜島小学校の校庭にある碑文の解説

1914年1月の大正噴火による死者は58人だと聞いていましたが、その内訳をこの展示から知ることができました。死者35人、行方不明23人。

死者のうち2人は噴火で混乱して我を忘れたのか、冬の海に自分から入って死亡。行方不明23人も同様に自分から海に入ったのではないかと疑われます。島内に留まって溶岩の下に埋まったとは思いにくい。溶岩の前進速度はとてもゆっくりですから。

残りの死者33人は、噴火開始日(1月12日)18時29分に起こったマグニチュード7.1の地震によって、対岸の鹿児島市側の住民が倒壊した家屋などの下敷きになって死亡したといいます。

もう少し調べないと確定できませんが、桜島噴火そのものによる死者はゼロだった可能性があります。その目で桜島の地質図を点検すると、大正噴火のときにそこに留まっても安全だったろうと思われる地域を島内にいくつか指定できます。

大正噴火でさえ島内に留まっても死ななかったのなら、次の噴火で高齢者や要介護者をわざわざ島外に避難させるいまの計画は、考え直したほうがよいかもしれません。

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