早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

灰噴火と溶岩流出

6月4日から始まった桜島の噴火は灰噴火です。火口からモクモクと黒煙が上がり、風下に火山砂が降ります。ブルカノ式噴火と違って大きな爆発音を伴いませんが、風下に降るものは同じです。桜島の噴火は、大きな爆発音を伴って黒煙が空高く上昇するイメージがありますが、実際には音なしの灰噴火がけっこう多い。爆発音が聞こえないのに、鹿児島市内に火山灰が終日降る現象が1980年代によくありました。

ブルカノ式爆発と灰噴火に本質的な違いはなく、どちらもマグマ頭部が粉砕されて、その細粉が大気中に吐き出される現象です。もっと詳しい説明は『フィールド火山学』のブルカノ式火山砂をごらんください。桜島だけでなく、阿蘇や諏訪瀬島の事例も紹介しています。

最近では、2004年に浅間山で灰噴火がみられました。9月1日のブルカノ式爆発のあとしばらく静穏でしたが、9月14日から18日まで灰噴火が続きました。16日の夜が最盛期でした。その間に、山麓で地震はほとんど感じられませんでした。顕著な地殻変動も観測されませんでした。にもかかわらず、山頂の釜山火口底に470万トンの新しい溶岩が現れました。

桜島の新しい火口は南岳の東斜面に開きました。火口から地下につながるパイプ(火道)をマグマが上昇してきて地表に達すると、火口底を埋めるまもなく山腹を東に下ります。昭和溶岩の再来が心配されます。

コメント

午後0時47分頃、噴火ですね。ライブカメラだと西側からの画像なので、昭和火口かは分かりませんが、かなり噴煙が高く上がっています。

  • 2006/06/12(月) 12:52:59 |
  • URL |
  • とっと #jgJNn0FY
  • [ 編集]

火口からの高さ1600メートルほどの噴煙です。9日1830ころの噴煙と同じか、それより少し高い。

  • 2006/06/12(月) 13:03:53 |
  • URL |
  • kipuka #eWKQhjJU
  • [ 編集]

kipukaさん素早いお返事ありがとうございます。その後も何度か噴煙を上げていますが、あの噴火は山頂からでしょうか?。今もまた噴煙があがりましたね。

[2006年6月12日 14:00更新]
6月4日12時48分、南岳A火口で大きな空気振動を伴う爆発的噴火が発生しました。

多分、日にちを間違えていると思いますが、山頂でしたね。

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