早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

今後の見通し報道 各社

時事通信12日2100
・会見した副会長の石原和弘京大防災研究所教授は「噴火による堆積物が増えれば火砕流の恐れもある。短期間で収まる兆候はなく、軽視はできない」としている。 

朝日新聞12日2110
予知連は「中長期的に見ると大規模な爆発の恐れもあり、今後の活動を注意深く見守りたい」としている。気象庁も監視態勢を強化する。

共同通信12日2115
・(鹿児島地方)気象台は「(大隅半島との海峡が溶岩でふさがった1914年の)大正噴火のような大爆発にはならないが、今の規模の小規模噴火が続くのではないか」としている。

読売新聞12日2157
・火山噴火予知連絡会は、(略)「新火口で中規模の噴火が起きる可能性がある」として、
・石原和弘京都大防災研究所教授は「数日から数週間後に、大きな岩石が飛ぶ噴火や1キロ・メートル程度下まで流れる火砕流が発生する恐れがある。推移を慎重に見守りたい」としている。

西日本新聞13日0014
・桜島直下で目立った地殻の動きはなく、近く大噴火が起こるなどの可能性は低いと(鹿児島地方気象台は)みており
・石原和弘副会長(京都大教授)は「噴石が2、3キロ先まで飛散する可能性があるほか、火砕流が発生する恐れを含め、今回の活動をあまり軽視するわけにはいかない」と話している。

南日本新聞13日0740
・気象台は「大正噴火のような大爆発にはならないが、今の規模の噴火は続くのでは」としている。共同通信と同文


取材先が東京の気象庁本庁で開かれた火山噴火予知連絡会か鹿児島の気象台かで、今後の見通しにかかわる報道内容がずいぶん違う。気象台職員は、1)半分行政官、2)火山だけを監視しているわけではない、3)研究をしているわけではない、という理由から正常性バイアスにより強く影響されやすいのだろう。保守的だといってよい。現状を正確に把握することよりむしろ人心を安定させることを目標にしているはずだ。

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