早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

火口底を新しい溶岩が埋めたようだ

今朝04時から06時までの火映は明るかった。火口底を1000度の溶岩がすっかり埋め尽くしたのだと思われます。いまは2004年9月16日と似た状況にあるのでしょう。今晩は、すばらしい火映の写真を撮影する絶好のチャンスです。国道146号沿いのハイランドパークからがよいでしょう。月と雲のほかに黄砂にも注意してください。

04091708.jpg
2004年9月17日8時の浅間山頂火口底。新しい溶岩が埋めたばかりを読売新聞が空から撮影した。地学雑誌115巻2号口絵写真から転載。いま再び、これと似た状況にあると思われる。

浅間火山北麓の2万5000分の1地質図(500円)は、地元資料館やレストランで販売しています。通信販売も承ります。

後日追記 2004年噴火のあと設置されたまえちゃんねっと2カメラは、火映を撮影するために高感度に設定されている。2004年の火映をよくとらえた利根砂防カメラは、月明かりにじゃまされて、11日04時から06時までの火映をほとんどとらえていない。月明かりがなかっとしても、2004年9月中旬の火映と比べたら、まだまだ暗かったようだ。したがって、火口底に新しいマグマが少しは上昇してきただろうが、上の写真のように火口底全面を埋めつくすまでには、まだなっていないとみられる。
 今回私がしてしまった正しくない推理と同源の誤解は、2月2日2時の爆発について広くあるとみられる。テレビや新聞で大きく報道されたまえちゃんねっとカメラの映像は山頂火口上に真っ赤な噴煙を大きくとらえていて印象深いが、その噴火自体は強さも規模も、浅間山としては、さしたるものではなかった。2004年9月1日の噴火と比べると、放出された火山灰の量は1/10、爆発の強さは1/30だった。火口を高感度カメラで大写しにした技術に目をくらまされて、噴火の大きさを過大評価しないよう注意したい。(2月13日14時, GMT-5)

20090202020836m[1]
まえちゃんねっと2カメラがとらえた2月2日0208の浅間山噴火。カメラは望遠レンズを装着して高感度に調整されていた。迫力のある写真だが、浅間山の噴火自体は2004年9月16日夜と同様のものだった。

コメント

浅間山の火映

はじめて書き込みをさせていただきます。
今後ともよろしくお願い致します。

浅間山の火映、星空と一緒に撮影しようと思っています。
この冬、天気がよければ撮影したいと思っているのですが、火映現象は今でも発生しているのでしょうか?

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