早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

国道224号は昭和火口から3.0キロを通過

桜島に住んでいる人の避難にかかわる判断は鹿児島市長の専権事項だが、桜島の南岸を回る国道224号の管理責任は国土交通省にある。国道224号は昭和火口から3.0キロの位置を通過する。昭和火口から火山弾が飛んだり火砕流が発生した場合、その地点付近を通行中の車に甚大な損傷がありうることは想像にかたくない。しかし国土交通省は国道224号を通行止めにすることはしないようだ。

浅間山の場合、山頂火口から4.2キロ付近に円弧を描く鬼押ハイウェイが本年2月1日から3日まで通行止めになった。鬼押ハイウェイは有料私道である。国道224号は昭和火口から3.0キロと近いから、桜島が活発化したにもかかわらずその通行を許す扱いは浅間山と比べると大胆不敵のように私には思える。10日5時22分の爆発のあと、一日二日の通行止め処置をしてもよかったのではないか。

コメント

県民

気象庁は有村観測坑道の変化などもう少し詳しく発表してほしいです。
でもよく運転する県民からしてみるとあそこが通行止めになると困る…
と言うのが正直なところです。
噴石でフロントガラスが割れるくらいのことは昔は日常茶飯事でしたし。
怪我人、死人が出たら通行止めになってしまうんでしょうが…

  • 2009/03/15(日) 03:15:37 |
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  • いわ #-
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人命と通行止め

気象庁は浅間山の2月2日2時の噴火を事前に予報することができました。しかし桜島の場合、国道224号に火山弾が達するブルカノ式爆発を事前に予報できるかというと、そうではありません。噴火警報がないまま火山弾が国道を越えるだろうと思われます。その爆発がいつ起こるかまったくわからないのが現状だと思います。
 まったくわからないけど危ないからという理由で国道を通行止めにすれば人命は救えます。しかし、いつまで続くかわらからない通行止めの経済効果を考えると、漫然とそうするのは愚かしいことだと私は思います。ただし10日5時22分の直後の一日二日は、通行止めするに十分なリスクが認められたような気がします。
 この世で暮らしている限りゼロリスクはありません。いつも危険と背中合わせで生活しているというのだという緊張をときどき再確認する必要があります。

  • 2009/03/15(日) 03:51:23 |
  • URL |
  • 早川由紀夫 #eWKQhjJU
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いま心配は1センチではなく1メートルの噴石

> 噴石でフロントガラスが割れるくらいのことは昔は日常茶飯事でしたし

それは、気象庁がいう「風の影響を受ける小さな噴石(火山れき)」のことですね。いま心配しているのはそれではなく、気象庁がいう「弾道を描いて飛散する大きな噴石」のことです(ああ何という煩雑さだ。すべて気象庁のせいだ)。
 これに直撃されるとフロントガラスが割れる程度はすみません。自動車がぺしゃんこになります。サイズで言うと、1センチではなく1メートルの話をしていることになります。1986年11月に古里温泉の旅館の玄関先に落ちた岩が有名です。

  • 2009/03/15(日) 05:01:37 |
  • URL |
  • 早川由紀夫 #eWKQhjJU
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224は大隅半島と鹿児島市街を結ぶ重要なルートですから通行止めはないでしょう。

  • 2010/01/15(金) 01:53:23 |
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  • trsg #-
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