初めまして。マイナスイオンを中心とするニセ科学問題、ニセ科学批判者問題に深くかかわっているSSFSと申します。
「ニセ科学」という造語は2006年3月の日本物理学会のシンポジウム「『ニセ科学』とどう向き合っていくか?」を機に世の中に広まっていきました。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/fakeS/PE06.html
上記の田崎氏のまとめで私が共感したのは、末尾の章『「ニセ科学」批判に向けて』にある次のフレーズです。
【物理学の専門家への期待は、われわれが思っていた以上に大きいようである。しかし、多くの場合「ニセ科学」を批判するには、相手の主張を丁寧に分析し周辺分野の知見を詳しく調べる必要がある。これは、様々な負担やリスクに比べると見返りの少ない大変な仕事である(これについては、とくに天羽の寄稿を参照)。できれば、多くの物理学者がそれぞれの「得意分野」を分担しあう共同体制を作るのが望ましい。】
このシンポの名称は「ニセ科学に向き合う」です。向き合うためには「相手の主張を丁寧に分析し周辺分野の知見を詳しく調べる」という科学者らしい謙虚な姿勢が重要で、そのことは素晴らしいと思いました。
しかし、その後、ニセ科学批判の運動はすぐに「ニセ科学に立ち向かう」あるいは「ニセ科学を笑い飛ばす」ものに変容していきます。「相手の主張を丁寧に分析し周辺分野の知見を詳しく調べる」という姿勢は忘れ去られました。菊池氏らの言動をウォッチしていると、そもそも「丁寧な分析」とか「詳細な調査」は無縁だったかもしれません。
偏狭かつ傲慢な“菊池教”信者は、kikulogなどで気勢を上げ、気に入らないブログなどには大挙して押しかけるという反社会的な行為を繰り返し行いました。最近のこのツイッターにおける自己中心的かつ非論理的な書き込みスタイルは、これまでも何度も見られたことです。
早川様はツイッター中で菊池氏のシノドス講演に触れられていますが、マイナスイオンの部分を中心に再録したものと私の感想を下記にまとめました。大学教授だからといって、勉強をしないで専門外のことに軽々しく口を出すべきでないと思います。
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1835549&tid=a1va5dea5a4a5ja59a5a4a5aaa5sa1w4fbbkbcbc&sid=1835549&mid=3249
>マイナスイオン。正体不明。反証可能性をもたないので科学であるとは認められない。滝のそばに寄るとマイナスイオンを浴びて気分がよくなるという主張は、科学ではないが、癒し効果があるなら疑似科学とよべる。商品の性能を語って詐欺が当てはまれば、ニセ科学だ。
マイナスイオンブームを受けて編集された下記の資料は、議論の前提としてまず読むべきものです。
日本エアロゾル学会の学会誌「エアロゾル研究」2003年春号の特集「負イオンの研究」
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jar/18/1/_contents/-char/ja/
わずかな知識をもとに、マイナスイオンが正体不明とか科学とは認められないとか決めつけるのは、科学者の態度ではありません。
マイナスイオンは滝や海辺、森など癒される環境で多めに計測されるものです。直接癒しをもたらすものでなくても、癒しの指標になる可能性はあります。
さらに、マイナスイオンドライヤーをはじめとする商品への応用をチェックもせずに、商品の性能うんぬんを語るのも早計です。群馬県人なら、ヤマダ電機の店舗に足を運んで実態を学ぶべきでしょう。
せっかく教えていただいたのですが、その特集で扱っているのはネガティブイオン(学校教科書では陰イオン)であって、マイナスイオンではないようです。
速やかな回答ありがとうございます。しかし、普通の学校教科書で大気中に放出される陰イオンを扱うことはないと思います。この特集の「負イオンの生理効果」では、「マイナスイオン」という言葉を使っています。とにかく、科学者ならば先入観を持たずに書いてあるものをしっかりと読むべきです。
ニセ科学関連のテーマの多くは、総合研究大学院大学教授の池内了氏が2年前に上梓した『疑似科学入門』(岩波新書)に書かれています。秀逸なのは、疑似科学をオカルトなどの第1種、悪徳商法につながりやすい第2種、複雑系の第3種に分類したことです。この発想は菊池誠氏らの一派にはありません。池内氏は地球温暖化問題も第3種かもしれないとみており、大変興味深いです。早川さまは未読とお見受けしますが、今後もニセ科学方面の主張をしたければ、ぜひお読みになった方がいいと思います。
池内了『疑似科学入門』(岩波新書)は、気になっていましたが、まだ手にしていません。注文しようと思います。
さて、マイナスイオンとは何ですか?滝のそばに行くと湿った空気があります。水蒸気がたくさんあるからだと思います。でも水蒸気H2Oそのものではないようですね。OH-イオンのことですか?マイナスイオンが出るヘアドライヤを電気店で売っていますが、じっさいには何がでていると主張しているのですか?それはどうやって確認できるのですか?
>さて、マイナスイオンとは何ですか?滝のそばに行くと湿った空気があります。水蒸気がたくさんあるからだと思います。でも水蒸気H2Oそのものではないようですね。OH-イオンのことですか?マイナスイオンが出るヘアドライヤを電気店で売っていますが、じっさいには何がでていると主張しているのですか?それはどうやって確認できるのですか?
返信はありがたいのですが、そういったことは質問する前に、自分はいまのところ、こう考えているという見解を表明してくだい。
>マイナスイオン。正体不明。反証可能性をもたないので科学であるとは認められない。滝のそばに寄るとマイナスイオンを浴びて気分がよくなるという主張は、科学ではないが、癒し効果があるなら疑似科学とよべる。商品の性能を語って詐欺が当てはまれば、ニセ科学だ。
上記はかなりエキセントリックな受け止め方です。なぜそう考えるのか、どこからの情報でそう考えるようになったのか、説明していただきたいところです。
>池内了『疑似科学入門』(岩波新書)は、気になっていましたが、まだ手にしていません。注文しようと思います。
同書を読まずにニセ科学を議論するのは、非常に危ういです。リテラシー不足とそしられても仕方ありません。
お返事ありがとうございました。答えない自由を認めます。
>答えない自由を認めます。
ええっと、そういう態度が「上から目線」と呼ばれるのはご存知ですか? 質問された件は先に挙げたヤフー掲示板の「マイナスイオン」監視室にすべて書いてあります。そこを読んで理解を深めたうえで、ぜひ自分の言葉で解説してみてください。それがスタートです。ニセ科学批判に今後もかかわりたいならば、最低限『疑似科学入門』を読んで自分が「周回遅れ」の状態にあることを認識したうえで、関連する知識を体系化して「周回遅れ」から脱却する必要があります。
Author:早川由紀夫
私は火山の地質学が専門です。そのなかでも、噴火によって火山から吐き出される火山灰の分布に強い関心をもっています。福島第一原発から放出された放射能の分布は、火山灰に関する私の専門知識を応用してうまく理解することができます。
@HayakawaYukio