早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

「被害が広がっている」の言い回し

「被害はさらに広がる可能性があるという」
アサヒコム 積雪の重みで、漁船186隻沈没 鳥取


これは、降雪がまだ続いていて、早くしないともっとたくさんの船が沈没するという意味か。それとも、沈没した船がこれからもっとたくさんみつかるだろうという意味か。言葉どおりだと前者の意味になる。しかし、どうやらそうではなさそうだ。

「被害が広がっている(拡大している)」という言い回しを、マスメディアには注意して使ったもらいたい。言葉どおりの意味でなく、違う意味で使っているのが多いように見受けられる。これは、防災・減災実現のための足かせになっている。

「被害がいまも広がっている」 「被害報告がいまも増え続けている」 この二つは、意味がぜんぜん違う。前者の場合は、ただちに防災対策を発動しないといけない。突発災害でそういう状況はめったにない。報道されるのはいつも結果だ。報道されたときはすでに勝負がついている。ただし干ばつとか熱波などのじわり災害では、そういう状況が発生することがある。知らせを聞いたら、すみやかに駆けつけて救助行動を開始しないといけない。

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