早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

受験生のシャープペンシル

ある受験生が、センター試験の答案用紙のマークを鉛筆でなくて使い慣れたシャープペンシルでやりたいと思った。

大学入試センターから「解法時にシャープペンシルを使うのはかまわないが、答案用紙へのマークは鉛筆でしなさい」と、文書による指示が出ているのは知っている。それを承知の上で、シャープペンシルでマークしてよいか監督者に聞いたら、「大丈夫だろう。原料は同じ炭素だから」と返事があった。受験生は監督者の言を信じて、シャープペンシルでマークした。

試験を無事終えて帰宅して、さっそく自己採点した。8割取れたのでうまくいったと安心して、予定通り第一志望の大学に出願した。しかし、2週間後に来た通知には、「センター試験の成績が悪いので二次試験は受けられません」と書いてあった。

後日開示請求してみたところ、なんと5割しかとれていなかったことがわかった。シャープペンシルでマークしたから機械の読み取りミスがあったのではないか。受験生はそう思った。

調べたところ、シャープペンシルでマークした答案は4000枚に1枚読み取りミスが発生するのだという。鉛筆でマークした場合の読み取りミスは4万枚に1枚だという。

さて、この受験生は監督者を訴えるだろうか?訴えたら勝てるだろうか。


(回答例)
@gutarasyain う~ん,鉛筆推奨されているので無理でしょう.

コメント

試験監督者の不用意な発言は責任を問われるかもと思いますが、最初に鉛筆を使う旨の文書での指示が出ていて受験生もそれを知っていたわけだから、それ以上への責任追及や再試験の要求は無理でしょうね。

  • 2011/01/15(土) 18:51:59 |
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答案

センター試験も終わったようですので、私の答案です。
> この受験生は監督者を訴えるだろうか?
その受験生の自由です。
> 訴えたら勝てるだろうか。
ある程度の損害賠償は、認められるでしょう。

この監督者は、気を利かせたつもりで、シャープペンシルの使用を許可しましたが、裏目に出ました。
確率的には、この受験生の不利にならないことの方が多いのでしょうが、その場合には、他の部屋で別の気の利かない監督者のもとで受検した受験生との間で、不公平が生じます。
そうならないように、監督者には、センターからの指示に従う義務が課せられていますから、この監督者の行為は、不法行為であり、それに伴い生じた損害を賠償する責任があります。
一般論としてはそうですが、過失相殺まで考慮すると、ケースにより異なります。
センター試験の受験者は、何年も前から鉛筆でなければならないことを知っていて、マークシートを塗るのに最も適した状態に鉛筆を磨いで、その鉛筆で練習までしているのが一般的な水準と考えられます。それに対して、その場で急にシャープペンシルを使うのは、「受験生」としての資質が不足していると判断され、受験生にも相応の過失があるとみなされ、多少は相殺される可能性があります。
例えば、運転免許試験のように、生まれて初めてマークシートを塗る受験生に対し、業として監督者を行う者との間でしたら、おそらく監督者の責任が100%とみなされることでしょう。

わたしの回答

訴えるのは自由だ。しかし訴えても勝てそうにないと私は思う。そして、訴える前にすべきことがある。それは、点数が悪かった理由が、ほんとうにキカイの読み取りミスだったのかどうかだ。マークミス、自己採点の集計ミスなど、すべての可能性をチェックすることが必要だ。

  • 2011/01/25(火) 13:55:19 |
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  • 早川由紀夫 #eWKQhjJU
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設問について

設問が少々現実離れしているように感じます。

1.細いシャーペンと太い鉛筆では、塗りつぶす時間において圧倒的に鉛筆が有利であり、シャーペンを使う人物を現実には想定しえない。
2.センター入試のOCR読み取り装置は、黒い色ではなくマークに塗られた「炭素」を読み取るため、炭素100%である鉛筆を推奨している。シャープペンシルの芯は炭素100%ではないため、多少薄く読み取られる。しかし、エラーにかかるほど薄くはないので材質的には問題はない。
「鉛筆ではなく、ボールペンを使いたい」という受験生がいた場合には、現実的な設問となる。
3.ボールペンであっても、「鉛筆で一度塗り、それを中途半端に消しゴムをかけた」程度の濃さをOCR装置が検知するため、センターのOCR担当者がマークを目視確認し、ボールペンのマーク欄を有効とする。結果的にボールペンであっても、マークを受け付けることになる。

ということで、仮にこれで不合格であれば、「受験生がマーク欄をズラして記入した」などの可能性が高いと言えます。

上記2の関係で、仮に鉛筆でなく、シャーペンで受験生がマークすることを受験生が希望しても、試験官は当然にOKを出すと思われます。
(受験生が鉛筆を一本も持たず、シャーペンのみを持参して受験したしても、それを止めることを試験官はしませんので)

(1~3の情報は、先週に視聴した「みのもんたの朝ズバ!」より)

※早川先生が伝えたいことは別であることは何となく解りますが、あえてこのコメントを入れました。
 (このブログは受験生も読む可能性があると思いましたので、受験生のためにコメントした次第です。)

  • 2011/02/02(水) 17:16:09 |
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  • ジーパン #NkOZRVVI
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炭素100%の鉛筆?!

鉛筆の芯は、たしかに炭素が使われていますが、粘土で焼き締めていたはず。炭素100%ってことは、木炭(としても100%ではないような)デッサンの黒さですよね。HBか、B、柔らかくても2Bぐらいが通常使用じゃなかろうか、と。→黒鉛、カーボンすす?朝ズバ http://www.j-cast.com/tv/2011/01/17085627.html

  • 2013/03/12(火) 09:35:24 |
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  • @sitesirius #mQop/nM.
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