早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

ニセ科学は定義できない

ニセ札は定義できる。なぜなら紙幣がきちんと定義できているからだ。グッチのニセモノも定義できる。なぜならグッチがきちんと定義できているからだ。しかしニセ科学は(万人が認める)定義ができない。なぜなら科学に(万人が認める)定義がないからだ。

たとえば広辞苑は科学を次のように定義している「体系的であり、経験的に実証可能な知識」この定義はそれなりの長所をもつが、そのニセモノを定義できるほど精緻な定義ではない。経験的に実証可能かどうかの判定を万人が同意するのはしばしば困難である。

定義できないニセ科学というレッテルをもちだして、「ニセ科学だからよくない」のキャンペーンを展開するのは、よくない。あまりに恣意的である。よくない理由はニセ科学とは別のところに求められなければならない。差別であるとか詐欺であるとか。

ニセ科学はすべて、科学的に間違っていると指摘するだけでことが足りる。

コメント

ニセ科学について

初めてメッセージを書き込みます。ジーパンと申します。

先生のご意見には一部賛成、一部反対です。
>ニセ科学はすべて、科学的に間違っていると指摘するだけでことが足りる。
「相対性理論は間違っている」というような主張はよく見かけます。
これらには確かに「科学的に間違っていると指摘する」だけでことが足りると考えます。

しかし、特に医療分野などは「本人は善意のつもりで、極めて危険なニセ科学を吹聴し、信じた人物が健康被害に遭う」などということがよくあります。これは差別でも詐欺でもなく、本人が善意なだけに様々な問題を引き起こします。
「ホメオパシー」がその筆頭です。
また、「インフルエンザ予防接種は100%の効果はない。しかも、重篤な副作用をもたらすこともある。だから、有害である」などというニセ科学の意見を吹聴するのも同様な行為でしょう。
(まぁ、インフルエンザ予防接種不要論にも、一理あると言えば一理ありますが。)

ですから、「ニセ科学は可能な限り排除しよう」というのは決して間違ってはいないと考えます。
(「大陸移動説」ですら、当初はニセ科学扱いを受けていたこともあり、早川先生がそれらを危惧して意見しているというのも重々理解できますが。)

  • 2011/02/02(水) 12:05:59 |
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  • ジーパン #NkOZRVVI
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