早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

2月9日

毎日新聞の2月5日記事

 「気象庁や私たち火山学者は、地下のマグマの状態から危険性を科学的に判断している。その点は信頼してもらいたい」と語るのは、京都大の鎌田浩毅教授(火山学)。高原町の判断に理解を示しつつ「今回は根拠に基づく『安全情報』が、必ずしも地元の『安心』につながらなかった。東京の気象庁と地元の気象台、自治体間で情報共有のあり方に課題を残した」と話す。

 また、火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長(東大名誉教授)は3日の会見で「地元で自ら判断するのは決して悪いことではない。ただ、それが正しい判断かどうかは気象庁と相談した方がいい。また気象庁もそれに応じた情報を出してもらわないと困るので努力をしてほしい」と話した。


リスク評価は科学ではない。しいていえば工学だ。防災対応(リスク管理)に正しいとか間違いはない。あるのは当たったか外れたかだけだ。宝くじと同じである。確率でしか表現できない。確かなことは何ひとつないが、1等が当たる確率と末等が当たる確率は区別できる。

火山学会員に届いた注意喚起メール

霧島山(新燃岳)では火口周辺警報(噴火警戒レベル3,入山規制)が発表され,
現在も噴火活動は継続中です。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1102/01a/kirishima20110201.pdf
 規制区域での調査活動は危険を伴うと同時に,地元住民への不満をも引き起こします。
また,万が一規制区域内で事故が発生すると今後の調査観測にも支障を来す恐れがあります。
緊急を要しない規制区域内での調査は避けていただくようお願い申し上げます。
日本火山学会長 中田節也
Wed, 9 Feb 2011 14:07:04 +0900 (JST)


だれか、中に入った研究者がいるのだろうか。緊急を要するかどうかを、だれが判断するのだろうか。これは、緊急を要すれば勝手に入っていい規制なのか。このような依頼をする権限が会長に果たしてあるだろうか。法がないがしろにされている。

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