早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

2月10日 高原町長

高原町の日高町長と面会しました

10日12時、高原町の日高町長にお会いすることができました。次のようにお話しました。「30日深夜の避難勧告を全面的に支持します。今後も、住民に危険が迫ったと感じたときは、他からの情報や調整を待つことなく、すみやかに避難を指示してください」

浅間山の噴火地図をお渡しして、200年前(1783年8月4日)に吾妻火砕流が山頂火口から9キロ流れたことを示し、新燃岳が今回このような火砕流を出す可能性がそんなに小さくないことをご説明しました。

江戸時代1716年の例にならうと、次の噴火まで3ヵ月の猶予があります。そんなに長い間ずっと緊張を継続するわけにはいきません。短期的には危機は遠のいたのだから、避難を縮小したのはよかったと申し上げました。しかし、猶予はかならずしも3ヵ月決まっているわけではありません。火山は気まぐれです。猶予は3週間かもしれません。いや、もう来ないかもしれません。確定的な未来予測は(おそらく原理的に)不可能なのだろうと私は考えます。これは、火山学が未熟だからではないと最近思うようになっています。

IMG_0811s.jpg IMG_0869s.jpg 天のさかほこ 

1月26-27日の軽石噴火のとき、地上風は北寄りだったようだ。東南東に伸びる分布軸の北側が粗く、南側が細かい。明日(11日)、霧島東神社で紀元節の行事があります。境内には粗い軽石(最大5cm)がたくさん落ちています。お参りの際には、ぜひ軽石を拾ってお持ち帰りください。天の逆鉾(お守り)もお買い求めになるのをお忘れなく。500円です。

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半径4キロ以遠で、軽石などのために道路通行止め区間があります。主要道路には人が立っています。インタビューしました。土木事務所から受注した建設会社が下請けに出した警備会社のひとでした。民間です。通行止め区間内に住居があったり用事がある人だけを通しています。通り抜けを禁じています。

4キロの通行止め(写真右)は、バリケードを組んで車で進入できないようになっています。霧島ハイツの先のバリケードを観察していたら警察官が近寄ってきました。どの通行止めにも、法的根拠が一切書いてありませんでした。

Kirishima in eruption, 10 February Fieldwork


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