早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

2月17日 伊豆大島1986

伊豆大島1986年噴火との比較

1986年11月21日夕刻、伊豆大島に立ち上がった噴煙の柱は高さ16キロに達し、4キロ離れた地点に厚さ23センチの軽石(黒いのでスコリア)堆積物を残した。噴出量は1000万トンだった。

2011年1月26日夕刻、霧島山新燃岳に立ち上がった噴煙の柱は高さ7.5キロに達し、8キロはなれた地点に厚さ7センチの軽石堆積物を残した。噴出量は2000万トンだった。

一方は、気象庁・予知連に「準プリニー式噴火」と呼ばれ、他の一方は「多量の火山灰等を放出する噴火」と呼ばれた。

伊豆大島では軽石(スコリア)噴火のあと、溶岩がカルデラ床とカルデラ外に流れ出した。その量は3000万トンだった。カルデラ外に流れて元町に向かった細い流れが行政と住民の恐怖心をあおり、一夜のうちに1万人を島から脱出させる作戦が実行された。

霧島山新燃岳の軽石噴火は27日まで3回に渡って繰り返した。そのあと3日半で溶岩が2700万トン出た。しかしそれは山頂火口内にすべてとどまった。行政と住民が覚えた恐怖心はさほどではなく、避難したのは4日後に500人のみ。ほとんどの住民は平時と同じ生活を送り続けた。

コメント

「本土に軽石が降った履歴」

こんにちわ。2000年有珠、三宅島以来、早川教授の発信されている情報を拝見させていただいているTAKOです。わたしはツイッターをしておりませんので、ここで一点ご質問をいたします。
2月20日(日)12:30:54の先生のツイートに「本土でこれほどの軽石が降ったのは、えーと、えーと、おっと、1929年北海道駒ケ岳以来だ。」とありましたが、1977有珠、1962十勝岳は軽石噴火ではなかったのでしょうか?

  • 2011/02/21(月) 14:14:16 |
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有珠山1977はM3.8、十勝岳1962はM3.7です。今回はM3.3ですから、おっしゃるようにそれらが上回ります。ご指摘の通りです。

  • 2011/02/21(月) 14:58:27 |
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  • 早川由紀夫 #eWKQhjJU
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お返事ありがとうございました。
十勝岳1962や有珠1977の時、大量に軽石が降った地域において、軽石降下後になされた対処とその評価がわかるとよいのではないかと思い書き込みました。

  • 2011/02/21(月) 16:55:21 |
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