早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

柏3月20日講演のcocoツイート(編集)

明るく楽しい放射能リスク学習会@柏  いま勉強しないと死ぬぞ

@cocoblueskyさんのツイートを編集しました。IWJ録画

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汚染発見は4月9日

東葛の汚染は、昨年4月5月から情報を流した。それがどうやってわかって、社会に周知されていったかのプロセスを、まず説明します。あれから10ヶ月たつが、東葛地域での放射能に対する対策は、全く不十分だと思います。

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最初の汚染マップは、原発事故のあと福島県が4/7までに発表した空間線量を見て作り、4/8の22時にネットに公開した。マッピングしたら福島、郡山、白川まで2μSv/h。中通りが全滅、世の中大騒ぎになると思った。

4/9午前中、北茨城より柏の線量の方が高いとの情報を得て調べてみた。東大柏、隣のがんセンター、3/22金町浄水場の汚染、民間測定などから、汚染はかなり深刻だと理解し、4/9午後、汚染マップに柏を追加しました。

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柏の人口およそ100万人が1/2000の確率でがんになるなら500人が死ぬことになります。愛煙家と同居してるようなもの。地域は年間5mSvにもなろうとするのに 小学生も15万人いることが非常に気がかりでした。専門家はデータは出すが、行政に働きかけすべきでないが自分の意見。しかし子どもたちは選挙権のない未成年だから、大人として彼らを助けなければならないの気持ちで、4/15この時だけは、東葛の教育長あてに声をあげた。

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東葛の汚染は福島中通りの1/4だが、人口が多いので、リスクをとると福島とおなじくらい注目しなければならない。4/21に出した汚染マップの初版で、東葛0.5μSv/hをアピールしたが、なかなか注目されなかった。

周知は5月になってから

5/10になって、武田邦彦先生が気づいてくれブログにのせてくれたことで、やっとみなに東葛の汚染が知られ始めた。この時東葛にひいた0.5マイクロ腺は、この地域が汚れていることをアピールする目的で大胆に書いた。

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情報は間に合わないと役に立たない。すみやかに出すを優先させると、どうしても間違いは出る。多少できは悪くとも、早く0.5マイクロ線ひいて危険を知らせることに意味があると信じた。科学者にできることではなかった。

5/14には三郷も汚れてるとわかった。そして5/23までに、0.5マイクロの汚染地帯が、会津盆地、群馬の中之条と東吾妻、そして東葛の三地域にあるとつきとめた。

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一方、読売新聞などからは、東葛の汚染をデマ扱いされていた。文科省は「千葉、埼玉の数値は平常時と変わらない」とし、日本データ通信協会迷惑メールセンターは「ホットスポット」をデマとして報告するよう求め、読売新聞は5/16記事で、「放射腺のデマ拡大」との見出しをつけた。

世の中に公表された測定結果をマップに落しただけで独自には測ってないものなのに、読売新聞は、「大学教授や個人の独自の測定結果がネットに書き込まれ不安あおる」と5/18。読売は何もわからず記事にしたようだ。

チェルノブイリの区分けを適用すると、飯館の汚染は居住禁止区域、福島の汚染は移住必要区域、東葛の汚染は移住権利区域にあたるので、やはりこれは深刻だとの感を強くしました。5/19のことです。

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東葛の汚染は、テレビではまず5/23にテレ朝モーニングバード、5/27にフジテレビの松戸レポート、雑誌では、5/24に女性自身が最初に取り上げてくれた。やがて6月7月8月次々と雑誌や新聞にも掲載されるようになった。

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6/5、松戸市の「21世紀の森と広場」に初めて自分で測りにゆき、東葛が汚染されていることを確信。6/18に出した改訂版では、茨城の阿見町 、一関、群馬、東葛と、汚染の分布のほとんどをおさえることができた。

この汚染はどれほど深刻か

昨年6月には、日本地図における汚染の分布はほとんどわかり、汚染マップはすみやかに公開した。テレビ新聞雑誌なども多くとりあげ、東葛の汚染の実態は、多くの人の知るところとなったのに、放射能対策への動きがにぶい。

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12月に微調整した比較図でフクシマとチェルノブイリを比べると、フクシマは、汚染された陸の面積はチェルノブイリの1/3、出た毒の量は、おおざっぱに1/3~1/4くらい。影響受ける人口考えると、福島の方が深刻と思う。

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都市で比べると、東葛はゴメリ(1~0.25μSv/h)に近い。キエフは0.25μSv/h以下の地域。こう見ると東葛は、すぐに逃げなければならないとこではないが、かなりの手当てしなければならないところだと思う。

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焼却灰セシウムマップは、各家庭のゴミを焼却炉で燃し残った灰の放射能の量を測ったもので、ブレンドされた汚染の平均値がでる。都市生活はどうしてもゴミを出します。各都市がどれくらい汚れているか見事にうつし出します。

焼却灰セシウムマップ見ると、東葛、一関などは、福島といくらも変わらないくらい、10000~99999 Bq/kgの色になっている。放射能がこなかった日本海側にゆくにつれ、ほとんど汚れてないことがわかる。

都市は毎日ゴミ処理しない限り生きてゆけない。汚染された焼却灰は、倉庫の中にためてある。これを処理しない限り、都市機能は維持できない。これを見ても、この地域が深刻に汚染されているのが事実だと確かめられるのです。

これからどうなる

事故から一年、放射能はどう変化したかを、さいたま市北区の昨年9月と今年3月で調べてみました。雨どい、アスファルト、コケ、芝生など同じ場所を測って比べたところ、今年の方が少しだけ下がってますが、ほぼ同じ結果でした。さいたま市北区は、少し田舎で森や畑があるところ。6ヶ月間で13%ほど減ってます。セシウム134と137のブレンドでこの値は半減期で説明がつきます。セシウムはほとんど動いてないとわかります。

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放射能は、畑や裸地、河原、斜面などから、雨風で移動しても、草がついてるところでは動きません。除染がむずかしく、半減期でなくなるを待つしかないこの害悪にどう対応してゆくかを必死になって考えないといけない。

放射能は自然の中では動かない、が基本です。いっぽうアスファルト、ビル、コンクリートなどは、東葛ていどの汚染ぐあいなら、掃除すればきれいになります。東葛に関しては、都会は除染できるが、田舎はムリと思う。

福島原発からのセシウムは134と137の割合がほぼ1:1ブレンド。最初、半減期2年のセシウム134が速い崩壊で減ってゆき、そのあと半減期30年のセシウム137がゆっくりだらだら、なかなか減らないイメージです。

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学習院の田崎先生の図で、セシウムは3年で51%、5年で37%、10年で23%減ってゆく。3年で半分、5年で1/3、そのあといくらも減らない。東葛は、5年たって1/3に減るまできれいに掃除し何とかしのいでください。

まき散らされた放射能は、地域を均一ではなく、まだらに汚染しています。放射能は、上空数十m~数百mのところをなめるように移動し、雨でたたき落とされた。だから、雨がたくさん降ったところが濃く汚染されている。

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自分の住んでる地域が、まだら部分のどこにあたるか、危険はどこにあるか、みなが把握する必要があります。そのため大縮尺の(縮尺の大きい地図。地図上の建物や道路が大きく表示される)地域汚染マップを作ってください。

マップは地形を読んで作らなければなりません。芝生、土、コンクリなど、あちこち勝手な場所を測ったり、測る時間もばらばら、粗忽な人も熱心な人もゆっくりな人もいるのでは、正確な地図はできません。よい地図をつくるには周到な作戦が必要です。

東葛の汚染の実態を、住んでる人たちが知ってから、もう1年もたっているのに、まだちゃんとした汚染マップができてないとは、どうゆうワケだ。努力が足りない。地元の人間が中心になって、早急に対策をとるべきだ。

各市の放射能対策状況はネットで公開されてます。自分の家がどれくらいの汚染地域か、たしかめてください。さらに住んでる人たちが自分たちでもっと測って、汚染の程度を知り、放射能とうまくつきあう方法を見つけてください。

毎年4月5月が危険

私はこれまで地層を使って、過去の噴火で火山灰がどう動いたかを研究してきた。火山灰や風塵を扱った私の研究が、放射能の動きにも応用できると思う。火山灰や軽石をはさみこんだ関東ローム層を考えてゆくと、放射能の動きが見えてくる。

関東ローム層は火山が噴火しなかった時の地層です。(教科書に富士山の噴火で降ったものと書いてあるがそれは間違い。)毎年0.1mmづつのホコリが積み重なり、1000年で10cm、一万年で1m厚くなったものです。

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関東ローム層のホコリは一年間ずっと舞うわけでなく、おもに4月5月に集中して舞うということが、群馬大の学生村上くんの計測でわかりました。容器に水をはって集まったホコリの量を、一年間、毎週測った結果です。

これからの4月5月、太陽が高く上がって真上から地面を照りつけると、地面がかわきます。その時20m秒速の風が吹くと、ホコリがびゅんびゅん舞います。そのホコリに全部セシウムがついてくるから、とても危険なのです。

4月5月の風の強い日は、子どもは学校を休ませてもいい、家から出ないほうがいい、そのくらい深刻な問題だと思う。6月になると、梅雨入りで雨がふり、地面は緑におおわれます。そうなるとセシウムのホコリはたたなくなる。

天気予報で向こう一週間の風を見て、買い物にゆく日を決め一週間分ストックする。風が強い日は外出せず、窓をしめ、換気扇もとめて、洗濯物も外に出さない。セシウム風塵が問題と認識して臨機応変に対処してください。

運動会をわざわざ、セシウムが舞う4月5月にやるのはおろかなこと。放射能がばらまかれているこの環境は、これまでとは違うと認識しなければなりません。特に小さい子どもたちには注意してあげる必要があります。

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都道府県別ブログ閲覧数から、各県の放射能に対する関心のよせ方がわかり、それによって放射能に対する各県の対応のしかたも推測できる。一時期心配と思っていたがそのあと関心がうすれ、最近はみなが油断している。問題だ。

継続的な除染が必要

3月16日に福島市に行って見て来たが、地域としてすごくきびしい状態にあると感じた。福島市は除染できない。除染してもまたもとにもどってしまい、そこで暮らすことは非常に困難。しかし住んでいる人たちはそう感じてないようだった。

福島の人たちは、そこに住み続けたいから、危険があっても、「ここは大丈夫」と思い続けたい。人間は今までどおり暮してゆきたいから、正常性バイアス(危険を、正しくこわいと感じる力をなくしてしまう)にかかってしまう。

福島を外の私から見ると、除染できそうもない、放射能が減る見込みのないところに住んでるようにみえる。危険を感知し、生き延びてゆくのがやるべきことだが、ボク自身ですら正常性バイアスから脱却できない。これはむずかしい問題だ。

福島にくらべ東葛は、今日測った数値、道路わき「黒い物質」1μSv/h、高いところで0.5μSv/h、アスファルト0.2μSv/h。低い。しかしまったくく掃除してない。放射能が濃いところに住んでるのだがら、除染をしてください。

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東葛の都会は、きれいにすれば住めるのに、みな掃除をしてない。一回だけじゃだめだ。毎日、毎週、毎月、季節ごとに掃除をする。放射能で汚れたことを認めて、身近の汚れているものを、どかす努力をしてください。

プロを雇用した除染チームが、毎週地域をルーティンで除染する。それを30年継続できるような体制を、地域に作る必要がある。住民が中心になって、そうゆう体制設備を作るよう、直接自治体に働きかけるべきです。

東葛には100万人も200万人も住んでる。除染すれば住めるこの大都会は、そう簡単には捨てられないはず。もっと汚染を深刻にとらえ、この放射能をどう排除するか、どう暮してゆくか自分たちで真剣に考えないといけない。

東葛がつきつけられてる汚染の状況は深刻だ。現在にいたるまで、放射能に対する対策があまり熱心にされてないのを、自省すべき。まったく不十分だ。これでは危険にさらされてる子どもたちがかわいそうです。しっかりやって下さい。

放射能は3年で1/2、30年で1/7になる。放射能は毎春のホコリで繰り返しやってくる。除染は一回で終わると思ったら大間違い。30年継続可能な体制設備が必要。東葛の財産価値は10兆円。しっかり除染してください。

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放射能はホコリについてるので、徹底的にホコリをきれいに除去することが肝心。鹿児島で火山灰を除去するため使っている、ロードスイーパーのようなもので、道路、事務所敷地、各自の家や部屋の中をきれいにしてください。

放射能測定器は、シンチレーションタイプが高価だが(10~14万円)、60秒で信頼のおける数値がでます。0.05μSv/h 以下のきれいなところは、これでないと正確に測れません。

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エステーが出してる、エア棒(エアカウンタS)は安価(5000円~7000円くらい)だが、2分~3分待てば比較的信頼おける値がでる。しかしこれは、0.05μSv/h がいちばん低い数値でそれ以下は測れません。

ガイガーカウンタは数値にばらつきがでます。0.1μSv/h以下はうまく測れない。実際より大きな数値が出てしまう。各自が自分の住んでる地域の線量にあった測定器を買って、周辺環境のどこが汚れているかを知ることが大事です。

測定器で毎月はかり、半年、一年たつとどう動くかも確かめてください。自分で測ることで、放射能がどう動いて、どれだけ危ないか、ホントにわかってくる。みなが測定器を持って測ってくれるようになったら、自衛できます。

質疑応答

松戸の男性..道路上のゴミを市民がかたづけるのはゴミが汚染されてて危険では?せんせ...ゴミはとっとと片付ける。その地域が等しく汚れているわけだから、それは単なるゴミ問題として、市民と役所が考えるべきこと。

柏の女性..家の中0.08μSv/h、二階0.1μSv/h。どんな測定器がベストか?せんせ..財力あるならシンチレーションタイプがおすすめ。エア棒(エアカウンタS)は安価で気軽、比較的信頼のおける値がでる。エステーのエア棒(エアカウンタS)は、5000~7000円で買えるので、だれもが気軽に使えるが、0.05μSv/h以下は測れない。きれいな地域では、これで雨どいや「黒い物質」など測って危険回避してください。

我孫子市男性..今でも放射能でていて心配。せんせ...3月に出た膨大な量に比べたら、今ふくいちからの量は微々たるもの。新たな展開ない限り、3月に降った毒を何とかすることに専念すべき。それが一番身を守る方策。東葛の汚染は3/15が最初。その時、放射能の雲がやってきてここを汚したが、それは上空を通過し、東京、群馬、栃木、福島へと戻っていった。この時はヨウ素がほとんどで、それは8日の半減期ですぐなくなった。東葛二回目の汚染は3/21。放射能の雲が雨を降らせここを汚した。この時の放射能には、半減期2年30年のセシウムが多かったから、これがしぶとく残りみなをずっと痛めつけている。3/21にはとてつもない量が出た。いま出てる放射能は、まったく微々たるもの。3月に降った膨大なセシウムが、毎年4月5月風に吹かれてみなの回りを舞うわけだから、その危険のほうがずっと大きい。子どもたちがそれを吸い込まないようしてあげるのが親のつとめ。

柏、女性..孫の尿からセシウム出て避難している。今も柏に残ってる子たち休みには野田にゆけばいいか?せんせ..野田市も越谷福祉村もきれい。子どもたちは風のない日、汚染のない外で、のびのび遊ばせてあげてください。

柏、男性..九州(福岡、大分、熊本)避難を考えてる。火山が心配。せんせ..桜島が元気、霧島山が去年1月に噴火で軽石を出した。福岡、大分、熊本ならこの2つは関係ないが、世の中一寸先は闇。何がおこるかわからない。

取手、女性...空気清浄機は室内のセシウムとるか?せんせ...室内きれいにしたいなら、まずカーテンを洗濯して、室内は水ぶき、雑巾はすてる。これでけっこうきれいになる。空気清浄機のしくみ知らないのでわからない。

柏、女性..南相馬の幼稚園は木を切り庭土いれかえ除染しても0.3μSv/hまでしか下がらなかった。除染はむだなのか?せんせ..柏はきれいにすればきれいにできる。やれば0.1を下回ります。きれいにしてください。福島はとうてい住めないような高いところを、何とかきれいにしようとして努力している。先週見てきた幼稚園は、0.17μSv/hまで下げていた。東葛の汚染は福島の1/4。なのに何もやっていない。努力が足りない。

柏、女性..小学校の除染を、風塵が舞う季節にするのは心配。せんせ..除染は被曝行為。ホコリがたって危険だが、お母さんとして、子どものことだけを考えるなら、一刻も早く除染作業してもらうのがいいはずだ。

柏、女性..柏は業者を使って重機で校庭の表土を除き、敷地内に埋めるといっている。せんせ...プロがやるならいいことだ。なるべくすみやかにやってもらうがよい。除染は何度も繰りかえすのが望ましい。

柏、男性..芝生0.4μSv/h。根元にセシウムついてる。せんせ..芝生はりかえるしかない。アスファルトも一緒。キメ細かいものは高圧洗浄で除去できても、キメの洗いでこぼこアスファルトは、はりかえなければダメ。

柏、女性...園庭の芝をはがした後、新しい芝はったほうがいいか?せんせ...新しい芝をはったほうが放射能リスクが少ないかは、初めてのできごとなのでわからない。裸地になるとセシウムホコリが舞うことになる。園庭の芝をはがしたあと裸地になったら、毎朝水をまく、特に乾燥して風が強く吹く日には一時間にいっぺんでも水をまいてください。しめってることが大事。乾燥したセシウムホコリが鼻から肺に入ることがいちばん怖いと思う。園庭の裸地に水をまくと、今度はしめってベタベタと運動靴にくっつくが、帰ってきたら、子どもの靴を洗ってあげればいいだけのことです。水をまけば、ホコリが止まるとわかっているので、それが一番簡単な対応策だと思う。火山灰や風塵の測定が、放射能にどこまで応用できるかは、初めてのことなのでわからないが、類推している。ホコリは花粉と一緒なので、花粉対策と同じよう考えて、対策をとるのがいいのではないかと思う。

練馬パン屋さん..早川マップ参考に食材選びしてるが他にアドバイスは。せんせ..今おきてることは人類はじめての経験。唯一参考になるのはチェルノブイリだけ。チェルノブイリでどうだったかを調べ、自分で考え防御してゆくしかない。今、生命が脅かされている。人間は死ぬものだが、それが寿命で死ぬのか放射能で死んだのか、学術的にはほとんどわからない。政府は基本的に「わからないからかまわない」の考え方だが、ボクは「そうではない」と思っている。学術的にチェルノブイリでの放射能による被害は、小児甲状腺がんだけとされている。しかし実際はもっとたくさんの人が被害にあって亡くなり、10倍も100倍も多い普通の死亡の中に埋没してわからなくなってるだけかもしれない。現在の放射能の害毒に対し、自分と家族子どもたちを健康に育てられるかを考えなければならない。「因果関係わからないから、かまわない」では認められない。放射能のせいで1万人の過剰の死が発生するは許しがたいことだ。

調布、女性..公園の清掃の仕事を請けおい不安。せんせ..落ち葉の扱いは危ない。今年も葉にセシウムは出ます。マスク手袋して終わったら全部洗濯。それなりの汚物を扱ってる認識をもち、充分注意して作業したほうがいい。葉っぱの問題はお茶の問題といっしょ。去年、一番茶二番茶と汚染がおちていったから、その下からでてくる葉は大丈夫と、関係者はタカをくくってるようだが、ボクはそう思わない。今年もまた静岡茶にはセシウムが出ると思う。静岡に放射能がきたのは3/21だった。そのあとに目を出した葉を5月に刈り取ったら出た。根からセシウム吸い込んだの説もあるが、ボクは4月5月に舞ったセシウムホコリがお茶の葉についたのだと思う。植物学で葉面吸収といって根からだけでなく、葉の表面からも、養分を吸い取るしくみがある。空気中に広がった葉は、大気中を舞っているセシウムを効果的に吸い上げ蓄積するのだと思う。そして今年の4月5月も、セシウムは舞う。毎春、関東を舞うホコリには、去年3月から放射能がついてる。それを葉物が吸収して汚染がでる。静岡茶は去年の一番茶の半分あたりから始まりまた同じ経路をたどる。タカをくくってるときわめて困難な問題に直面するだろう。

柏、女性..専門家が行政に働きかけしてもらえないか。せんせ...学者は、住民にも行政にも、同じようにデータや知恵をだして接するもの。行政や住民の利害によって意見や働きかけするべきでない。動くのは住民自身です。市民として助かりたいと思うなら、行政に対し、住民が自分でかけあいなさい。住民と行政が、おたがいの利害をいいあって、きっちりと果し合いをするのです。そのため必要なデータや知恵を出すのが学者の役割とこころえます。行政と交渉するプロセスは、すべて住民がやらねばなりません。直談判するため必要なデータを一生懸命だして、こんなに痛めつけられてるのだから、住民ちゃんとやれよと、叱咤激励している。みなを糾弾しているわけではない。

我孫子、女性..我孫子市内の土壌の汚染が高いそうで不安。せんせ..話の内容きくと、データも何もあいまい。かっこたるデータをとり、事実に基づいて考えなければならない。あいまいな評価だけで物事を考察するのは危険。考察するときは、まずきちんとした汚染地図を作り、地域の放射能汚染が高いのか低いのか、事実ちゃんとつかまえる必要がある。その事実をつかまえた上で、農産物の汚染がどうか、そこに相関関係あるかなどを確かめるのです。

港区、男性....千葉県の海水浴はどうか。せんせ.....海水浴、武田邦彦せんせいも、太平洋はやめておけ、日本海にいけとゆっている。湖もやめたほうがいいと思う。

柏、女性..家のまわりが畑。畑にひきっぱなしのシート0.5μSv/h。梅雨まで待ってから取り払えばホコリたたないだろうか?せんせ..汚れたものはすみやかに取り去る。早ければ早いほうが子どもたちのためにもいい。

柏、女性..除染は被曝するから不安。せんせ..東葛の都会ていどの汚染なら、大人がちょっとだけ被曝しても、すみやかに掃除しきれいにしたほうが子どものためになる。家をピカピカにし庭からゴミを出してあげてください。福島は、除染してもまた線量が戻ってしまう。いたちごっこ。残念だが、ただ被曝とゆう経験が積み重なるだけと思う。でも東葛は除染すれば住めます。子どもたちが今後ずっとひどく被曝しないですむ。早く除染してください。

流山、男性..風塵は群馬と平野部で違うのでは?せんせ..絶対量は違うが傾向は同じ。原因は気象条件、風と雨、植生の問題。平野部では風が弱いだけで、4月5月に風塵が多く舞う季節変化の傾向は、全く同じだと思う。各都道府県でも、定期降下物を測っている。福島県をみていると、毎日だんだん風塵の飛散が激しい季節が到来してるよう見える。わたしが考えていると同じように、福島県も定期降下物の上昇は風塵によると公式見解している。東葛でも定期降下物を測ってください。各自が洗濯物を干す時、ジャリっとしてるかどうかを見るだけでもよい。それがいつの季節、何週目に多いのか、どのくらいホコリが舞うか、今年経験すればこれから5年10年応用できる。

柏の講演は一段高いとこから、「早く除染しろー!」、とプレッシャーかける作戦にでたせんせでありました....でも、女性が6割しかいなかったので、こころなしか寂しいせんせでもありますた。

コメント

小さな子供を育てておりますので、いつも更新されるブログの情報がとても参考になり心から感謝申し上げます。本当にいつも有り難うございます。

  • 2012/04/06(金) 23:30:37 |
  • URL |
  • 石崎美代子 #W6545ECQ
  • [ 編集]

本当に感謝しています。

早川先生 こんばんは。お忙しい中この1年間の 放射能についての ご自身の発信 自治体の状況 また 東葛の汚染実態 群大 村上さんによる 風塵移動など様々 ブログ更新を有難うございました。ここまで書いて下さり ご教授下さり ぐっと 涙をこらえています。これだけの厳しいけれど 貴重な心ある 情報を私達国民が いかに活用させていただくかにかかってきますね。私は今日 初めて 再稼動をとめて欲しい シュプレヒコールに参加しました。先生お好きではないかも知れませんが 私の背中には先生が ぴったり いらして下さった気がしています。ただ 残念なのは 若者(20歳前後)の参加が少ない事です。これだけtwitterなどが 自由で盛んなこの日本で です。
早川先生の貴重な 発信が 若者の目に心に留まりながらも 時間と共に流れていってしまう 危機意識の低さ 鈍感さ 事なかれ主義が怖いです。私がこれからする事は やはりこれからの 若者達にいかに 心に留めさせるかです。今日も 首相官邸の前でさえ 最終的に1000人程です。勿論TVなどきていません。でも先生には どうかあと30年 この事実を 見定めて頂きたいので 是非今後も末永くお付き合いお願いしたいと思っております。
先日の BBCのSCIENCEの件の件につきまして この何日かの先生のtwitterから 私なりに 理解させて頂きました。しっかり現実を受け止めて生きるための 努力をしていきます。
先生毎日 お疲れ様です。お身体本当に 大切になさって下さい。

  • 2012/04/07(土) 01:40:58 |
  • URL |
  • kirokoro #z96dxkUo
  • [ 編集]

汚染物質の拡散について

いつも貴重な情報提供をして頂きありがとうございます。大変参考にさせていただいております。さて、私は現在さいたま市に住んでいますが、長野県の諏訪市に避難しようと考えています。長野県も場所によって汚染が進んでいるようですが、先生の地図を拝見させていただくと、諏訪市はちょうど八ヶ岳で堰き止められているように見えますが、いかがでしょうか。また、BBCの地図が合っているとすると九州であれば大丈夫ですか?

  • 2012/04/07(土) 16:00:55 |
  • URL |
  • TERU #qbIq4rIg
  • [ 編集]

いつも、放射能散歩・放射能汚染マップ改訂版等々、わかりやすい情報をありがとうございます。感謝の気持でいっぱいです。

  • 2012/04/21(土) 20:25:13 |
  • URL |
  • 尾崎 悦子 #-
  • [ 編集]

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