

観測された放射線量の過半はヨウ素とキセノンによるものだったらしい。急上昇して急降下するのはそれらを含んだ空気が通り過ぎて行ったから。急上昇したあと汚染が継続する地点は、降水によって放射性物質が地表に落ちてそこにとどまったから。

データ出典:福島県災害対策本部 その1 その2
とうてい許しがたいツイートがこれだ。当日朝から私が発していた警告を台無しにしてくれた。

ツイッターまとめ「東京に放射能が来た日(2011年3月15日)」より
我が子にマスクをさせたのは16日午後だった。15日は思いっきり吸っちゃっただろう。16日になって、ネットで15日の東京の空間線量を知り、学校までマスクを届けに行った。
原発から200キロあることに油断していた。ど素人なりに空間線量、水道の放射線量、降下物の線量を毎日足していたら、昨年10月には累積被ばく量が1ミリシーベルトになった。
後悔しても、どうにもならない。せめて、これ以上の被ばくを減らそうと、食事や掃除に力を入れた。
外国暮らしの友人に、国もマスコミも事実を知らせてくれなかったことをこぼしたら、「政府なんて、外国ではあてにされてないよ」と言われ、自分の平和ボケを思い知った。危機的状況下では、能動的に情報を得て、すみやかに行動しなければいけないとわかった。あまりに高い授業料だった。
枝野さんの本は昨日飯田哲也さんもツイッターで絶賛しててがっかりしました。選挙対策みえみえの本出版タイミング。国会事故調報告書 徳間書店を図書館にリクエスト。第二部は多分田中三彦氏が執筆されてるのではと思われます。事故の経過が克明に記されています。女川に流れていった経過が風向きや風速まで書いてあったり149ページには二号機の炉心露出からベントまでの経過が克明にあります。今朝のブログで武田先生が昔旭化成にいたとき事故があったら工場内の消防でなく外部の消防署にまず知らせるよう自分は教えられた、吉田所長はそれをしなかったとおっしゃってました。住民への情報提供と安全第一ということではないでしょうか。そのとうりと思いました。
Author:早川由紀夫
私は火山の地質学が専門です。そのなかでも、噴火によって火山から吐き出される火山灰の分布に強い関心をもっています。福島第一原発から放出された放射能の分布は、火山灰に関する私の専門知識を応用してうまく理解することができます。
@HayakawaYukio