
原発が立地する福島県双葉郡で毎月測られたセシウム137の降下量。データは原子力規制委員会のページから。東京は3月が多いが、双葉郡は1月2月が多い。東京の3月は7月の10倍だが、双葉郡の1月2月は7月の20倍に跳ね上がる。
2011年3月は334万、4月は10万、5月は9万9600Bq/m2だったが、グラフに入りきらないので省略した。

今年(2013年)の春は、去年の春に比べて2倍のセシウムが空中を舞ってる。東京都健康安全研究センターのデータをグラフ化した。今年の春は風が吹く日が多いせいだと思われる。この状況は5月下旬まで続くだろう。6月になれば、草が地表を覆いつくして風が吹いてもホコリが立たなくなる。
2011年5月の値が74Bq/m2と高いのは、福島第一原発からの直接降下がまだ続いていたから。同年4月は280、3月はもっと多くて8100Bq/m2だったが、グラフからは省略した。
「この状況は5月下旬まで続くだろう」と5月8日に書いたが、4月分が東京都から公表されて、ホコリの舞い上がりは4月上旬からすでに落ち着いていたことがわかった。(2013.5.28)