早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

全員検査による甲状腺がん率

2011年3月にヨウ素被ばくを受けた福島県に甲状腺がんが多い事実は認められない。今回の検査で、潜在的な甲状腺がん患者が1万人に4人程度いることが明確になりつつある。これは甲状腺学界にとって重要な発見だ。この新知見をもとに、甲状腺がんの教科書をすっかり書き直す必要がある。

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・福島県の検査には、低年齢児が含まれている。そして、二次検査がまだ3/4ほどしか進捗してない。がん数はこの1.3倍くらいになる見込み。
・弘前、甲府、長崎のどこかでがん1人みつかった報告が環境省からあった(2014.3.28)。
・まとめ「福島県外での全員検査による甲状腺がん率

コメント

想定

「二次検査がまだ半分ほどしか進捗してない。がん数はこの2倍くらいになる見込み。」との事ですが、検査対象者36万人の内17万人しか検査ができていないので、2*2=4倍という事でしょうか?
甲状腺がんは、通常100万人に1~2人の発生率との事ですので、少し多い様な気がします。

  • 2013/08/24(土) 11:29:27 |
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  • タック #UzsS.eyA
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福島の「悪性ないし悪性疑い」の平均年齢は16.6歳であり、上記大学生(18歳?)の値とは単純に比較できない。
慶応女子高も「がん」が1名のため、確率として比較するにはデータが少な過ぎる。

その他にも福島県の方は二次検査が始まっている人数で見なければならないため、全数が216,809人ではなく、176,882人で計算しなければならない。
そうなると10万人当たり24人となる。
さらに早川氏記載のとおり、二次検査は半数が未実施のため、二次検査が完了すれば、この2倍の値となることが予想される。
現在は事故から2年半のため、放射能の影響が出ると言われている5年後以降の急増を見越しておく必要もある。
(素朴な疑問として、この表にチェルノブイリの実績を入れないのはどうしてなのだろうか。)
チェルノブイリ事故の2倍の放出量と言われているキセノンなどの希ガスによるβ線外部被曝(サブマージョン被曝)は、体内組織で1cm程の飛程があることから、甲状腺は外部からと気管内からの2倍の被ばくを受けている(この被曝はSPEEDIから推測できるが、その存在を暗に認めたのは小佐古氏だけである)。

チェルノブイリ事故の25年前に比べて計器の精度が向上したから、がんの数が増えたと言う人もいるが、その当時のエコーでも3ミリ程度の結節は目視できていたので(現在は1ミリ弱でも目視できる)、今回の福島の平均腫瘍径15.4mm(5.2mm~34.1mm)の大きさは、十分に当時でも見つけることのできたものである。

  • 2013/08/24(土) 17:42:43 |
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  • 岡田 #2B3L1McM
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