早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

追加被ばくマップ


赤色:年2.1ミリシーベルトの追加被ばくを受ける地域(事故前の2倍被ばくになる地域)
橙色:年1ミリシーベルトの追加被ばくを受ける地域
2013年9月

▼事故から2年半たってようやく明らかにできた放射能リスク評価。
1)日本人は、実効線量2.1ミリシーベルトを毎年受けてる。これと同じだけの追加被ばくを「いま」するのは、2011年9月を基準とした私の地図の2.0マイクロ線の上だ。福島市も郡山市も、これに該当する領域がないことはないが、狭い。
2)国がいう年1ミリ追加も実効線量だ。芝生の上1メートルで測った毎時0.76マイクロに相当する。24時間365日を乗じた0.1マイクロではない。その領域は福島県外にもはや存在しない。
3)福島中通りの放射能リスクは交通事故リスクの4割、首都圏東部の放射能リスクは交通事故リスクの1割だ。
・このリスク評価を、個人と地域のリスク管理に生かしてください。

2011年3月の放射能汚染をそのまま保持している芝生を1とすると、風雨で0.5倍、室内遮へいで0.6倍、実効線量で0.7倍になるから、0.21になる。芝生の上1メートルの数値で表現した私の地図と国の基準は、同じシーベルトで表現しているが、じつは5倍もの食い違いがある。リスク評価をするにあたって、これは看過できない。換算式を明記する必要がある。単純な四則演算だが、とても煩雑な計算だ。暗算は困難なので詳しく説明する。

1mm2.png

○年1ミリ追加は芝生の上で0.76マイクロ毎時
0.76*24*365*0.5*0.6*0.7-400で年1ミリ追加になる。24時間、365日、0.5倍は風雨、0.6倍は建物による遮へい、0.7倍は実効線量換算、引いた400マイクロは自然放射線。
 私の地図は2011年9月基準である。それから2年たったいま、半減期による自然減衰で0.64倍になっている。したがって、いま年1ミリ追加は私の地図で1.2マイクロ毎時にあたる。
1.2*0.64*24*365*0.5*0.6*0.7-400

○事故前のちょうど2倍被ばくになる年2.1ミリ追加は芝生の上で1.3マイクロ毎時
1.3*24*365*0.5*0.6*0.7-400
 私の地図は2011年9月基準である。それから2年たったいま、半減期による自然減衰で0.64倍になっている。したがって、いま年2.1ミリ追加は私の地図で2.0マイクロ毎時にあたる。
2.0*0.64*24*365*0.5*0.6*0.7-400

○国が避難基準としている年20ミリは周辺線量だという(実効線量ではない)。それが毎時3.8マイクロにあたるとする国の計算方法は次の通り。
3.8*24*365*0.6。0.6倍は建物による遮へい。
 私の地図は芝生の上を表現しているから、その2倍の毎時7.6マイクロにあたる。

追加被ばくマップ
・ツイッターまとめ 科学によるリスク評価ができていなかった2年半を反省する。
追加被ばく線量年間1ミリシーベルトの考え方 環境省0.23マイクロ(2011年10月10日)
・国が汚染状況重点調査地域を決めたときの0.23マイクロ文書(2011年12月19日)

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