早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

日本火山のリスク評価(2014年2月改訂)

・表1 火山ごとのリスク一覧

本文

・表2 高リスク火山のリスト
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雲仙岳(986)→496
十和田湖(272)
富士山(250)
榛名山(242)→80
姶良(234)
阿蘇(210)
支笏湖(112)
浅間山(101)
箱根山(77)
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2013年の交通事故死者は、日本全体で4373人だった。日本火山全体のリスクは2203(人/年)だから、交通事故リスクの1/2である。ただし都道府県単位で比較すると、鹿児島県・長崎県・群馬県・秋田県・青森県で、火山リスクが交通事故リスクを上回る。

コメント

火山噴火の時間、規模予測モデル

twitter上のご発言にここでコメントしてもよいですか?
2月26日のツイート:
>宝永噴火は、富士山誕生以来最大の噴火だった。次の宝永噴火と同じ規模の噴火になる確率はとても小さい

いままでにロジックの示された地球科学関係の予測モデルは、規模から時間を予測する(Time-Predictable モデル)か、時間間隔から規模(量)を予測するかのどちらかです。規模で規模の予測はありません。2011年3月に多くの地球科学屋が富士山の噴火を想起したわけですが、今のところ起こっておらず、「予想が外れた、過去に例のないことだ」などと言っている地震屋さえいます(Time-Predictable モデルをご存じであろう人まで)。

宝永噴火が突出して過去最大級だったことを引き合いに出すならば「次回の噴火までの時間が長いと予測できる」、と言わねばなりません。ただ富士山噴火は地震がトリガーとなる要素が大きい以上は、時間は外部要因でかなり強制的に決められており、そう簡単にTime-Predictable を盲信して良い物ではありませんが。

  • 2014/03/04(火) 21:54:26 |
  • URL |
  • 地形屋 #W4yECcMk
  • [ 編集]

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