早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

桜島のブルカノ式噴煙写真からわかること


桜島昭和火口から上昇したブルカノ式噴煙。井村隆介さんが2015年3月29日1857撮影。

この写真から火山噴煙の特徴がたくさんわかる。
・根元が切れている。ブルカノ式爆発では火山灰放出が数分で終わる。このような短時間の放出をサーマルという。長時間続くとプルームという。いまの桜島では灰噴火がプルームだ。
・噴煙の上部が平らだ。大気は密度と温度に関して成層してる。そのなかを火山噴煙が上昇できる高さは、爆発で供給された熱量で決まる。噴煙を上昇させる原動力は浮力だ。
・噴煙が左に傾いている。上空ほど風が強いからだ。
・噴煙から落下する火山灰が写っている。左から右に斜めに降っているようにみえるが、これは上空ほど風が強いせいによるみかけだ。特定の火山灰粒子に着目すると、右から左に降っている。風は右から左。


火山噴火のプルームとサーマル
プルーム:プリニー式、ストロンボリ式、灰噴火
サーマル:ブルカノ式、火砕流からの噴煙上昇

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