
御嶽山2014年9月27日と同じ火砕流が箱根大涌谷から出たときの予想図。御嶽山の火砕流は、2週間前のちょっとした地震増のあと、何の前触れもなくいきなり出た。ただし、山頂の山小屋に逃げ込んだ登山者は無傷で助かった。

冠ヶ岳が出現した3800年前の噴火では、熱雲が出て仙石原を焼いた。湖尻峠に、黒こげのアシを含む砂礫層がある。マグマが出た高温火砕流だったため、通過域はすべて破壊された。

箱根山から6万6000年前に出た横浜火砕流。いま起これば2時間で400万人が焼死する。楕円はその直前に降り積もった東京軽石(厚さ50cm)。箱根山の上に噴煙柱が10時間ほど持続して東京軽石が降ったあと、そのまま横浜火砕流になった。