早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

調査のための御嶽山入山申請は不許可 王滝村長

王滝村長あてに御嶽山の調査許可願いの手紙を出したら、不許可の通知が手紙で来ました。

平成27年6月19日

群馬大学教育学部
早川由紀夫様

王滝村長 瀬戸 普

御嶽山入山許可の可否について

平成27年6月4日付けで申請のあった調査のための御嶽山入山許可については、不許可とするので、通知します。

不許可とする理由
 御嶽山は昨年9月の噴火により、行方不明者の捜索活動が継続しており、王滝口登山道の入山規制について、捜索活動継続中は、原則として捜索活動関係者に限定して、入山を許可している。そのため、現段階では調査研究目的のみの入山はできない。
 また、捜索活動終了後、王滝村災害対策本部では、警戒区域内への調査研究目的の入山について、
(1)調査研究の内容が、今後の防災対策に資する目的であること。
(2)入山にあたっては、気象庁との情報連絡、火山ガス対策等、万全な監視体制、装備が具体的に明示されていること。
 以上、2点を入山許可の条件とします。


2015年6月4日

王滝村長
瀬戸 普さま、

突然の手紙を差し上げて申し訳ありません。
私は、群馬大学で火山の研究をしている早川由紀夫と申します。

昨年あった御嶽山の噴火に関心を持っています。「地理」という雑誌の先月号に掲載した論文のコピーを1部添付します。この論文のなかで私は、昨年9月27日噴火の死因は、火口から直接飛来した大岩に当たったことによるのではなく、高空から落下した多数の小石に当たったことによると書きました。

この私の解釈を、現地に行って確認したいと希望します。もし私の解釈が正しければ、火山学でこれまで知られていなかった災害に当たります。噴火が残した地層を観察すれば、私の解釈の当否が判断できるだろうとみています。

ホームページを見て、田の原駐車場まで車で乗り入れられることがわかりました。車をそこに置いて、山頂まで登山して調査したいと希望します。村長の許可をいただけませんでしょうか。

実施時期は、6月下旬から7月までの天気がよい日を選びたいと思っています。私以外に、助手を3人ほど連れて登りたいと考えています。

群馬大学教育学部教授
早川由紀夫



(2度目はメール送信)

王滝村役場 総務課
○○課長、○○さま、

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2015年9月1日

王滝村長 瀬戸 普さま

御嶽山噴火調査のための入山許可願いを本年6月4日に村長宛に申請しましたが、行方不明者の捜索活動が継続中であることを理由に6月19日付けで不許可の通知をいただきました。

その捜索活動は8月6日で終了したと聞いています。いまならご許可いただけるかと思い、再度申請します。

私の噴火調査計画

・2014年9月27日の噴火が何であったか、堆積物を見て確認する。
・9月または10月の1日。朝6時に田の原駐車場を出発して日没までに下山する。
・助手を2人または3人同行する。
・ヘルメットを着用し、ガスマスクを携行する。
・気象庁が発表する火山情報を遅延なく入手する。

天候を見て調査日を決定します。前日14時までに入山者名簿をメールで提出します。

早川由紀夫
群馬大学教育学部教授



返事は封書で来た。

9月7日
(略)
今回、申請のありました調査は警戒区域内に入域するため気象庁との情報連絡体制、万全な監視体制が必要です。入域から出域まで、気象庁と互いに連絡の取れる体制、万全な監視体制等を整えてから申請してください。

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