早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

御嶽山の噴火雨、12時10分頃


2015年9月27日19時NHKニュースからキャプチャした。

火山れきが落ちてつくったクレーターの窪みの中に水がたまっている。二ノ池本館の小寺祐介支配人が、噴火のときに激しい雷雨があった証言している(スポーツ報知2015年9月26日)。

噴石が屋根に「ガンガン」当たり、目の前の池に落ちては、大きな水柱が上がった。トイレから「ドーン」と音がして、重さ7キロの石が屋根を突き破った。十数分後、外は灰に覆われ暗闇に。激しい雷雨が降り始めた。


噴火開始は11時53分、その十数分後だというから、激しい豪雨が降り始めたのは12時10分頃だったろう。火山灰を含む泥雨だったろう。高い噴煙が上がると局所的に短時間、強い雨が降るのはよくあることだ。私は噴火雨と呼ぶ。

剣ヶ峰の火山灰は火砕流によるものだから11時56分頃に堆積した。11時58分頃に落下した無数の火山れきがその表面に衝突クレーターをつくった。12時10分頃、雨が降ってその窪みに水溜りをつくった。

火砕流は二ノ池本館まで届いていない。そこには泥雨として降った火山灰が降り積もっているだろう。剣ヶ峰の火山灰とは違う堆積構造が見られるはずだ。


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二ノ池本館から下山するとき撮影されたとみられる映像。踏み跡だけ白くなってる。踏まれてない地表は濡れているようにみえる。これも雨が降った証拠だ。降り積もった火山灰の厚さは3センチ程度か。


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火山灰に覆われた山頂付近の山小屋や神社。屋根には噴石などの影響と思われる多くの穴が開いていた=2014年9月27日午後3時17分、毎日新聞社ヘリから梅田麻衣子撮影
御嶽神社の境内にひとが二人立っている。雨に打たれて湿っているようにみえる。

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火山灰に覆われた山頂付近の王滝頂上山荘(手前)と御嶽神社=2014年9月27日午後2時21分、毎日新聞社機「希望」から。
雨に打たれずに乾いているようにみえる。

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