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早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

姥子扇状地と金太郎岩

▼神山物語
5万年前 神山の円錐火山体ができた。
2万年前 神山の北斜面に崩壊地ができて、土石流が何度も下った。姥子扇状地ができた。
3800年前 冠ヶ岳が上昇してきた。金太郎岩を2キロ飛ばして熱雲が湖尻峠まで4キロ走った。

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芦ノ湖をせき止めている姥子扇状地は神山の(一回の大規模)山体崩壊で生じたと説明されることがあるが、山体崩壊の堆積物が扇状地をつくることはない。他所の山体崩壊でこのような急傾斜面は知られていない。姥子扇状地は、大雨のたびに神山から何度も発生した土石流が砂礫を積み重ねてつくった。ただし、神山から流れ下った溶岩末端崖が部分的に埋め残されている。

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金太郎岩は流れ山でない。3800年前の爆発で弾道軌道を描いて空中を2キロ飛行して、ここに着地した火山弾だ。

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冠ヶ岳が出現した3800年前の噴火では、熱雲が出て仙石原を焼いた。湖尻峠に、黒こげのアシを含む砂礫層がある。マグマが出た高温火砕流だったため、通過域はすべて破壊された。

3800年前に火山の噴火で完全に破壊しつくされた場所を、観光地やゴルフ場としていま有効利用するのはかまわないが、そういう過去の事実があったことを住民が正しく理解して、来訪者に周知する必要がある。破壊された中心に建てられた立派なビジターセンターの役目ははっきりしている。

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