早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

噴火警報(4):浅間山の場合

東京新聞が次のように伝えた。

 新設される噴火警報は、人家がある地域で避難や避難準備が必要な時に発表。火口周辺警報は、入山や火口付近への立ち入りを規制すべき時に出す。噴火警戒レベルは、レベル5(避難)とレベル4(避難準備)が噴火警報に、レベル3(入山規制)とレベル2(火口周辺規制)が火口周辺警報にそれぞれ対応。レベル1(平常)は火山活動が静穏で、特に防災行動は必要ないとされる。

 噴火警戒レベルは当面、地元自治体と調整が済んだ全国十六の火山に導入する。関東・中部では浅間山(群馬・長野県境)、草津白根山(群馬県)、富士山(静岡・山梨県境)、伊豆大島(東京都)の四火山で、いずれもレベル1となる見通し。来年度までに九火山を追加する方針だ。


浅間山は2006年9月22日からレベル1だから、12月1日もそのままレベル1とされるのだろう。しかし地元自治体は500メートル規制をしている。12月1日からは火口縁まで無規制だということに、自動的にはならない。

このような記事になったのは新聞社の早合点かもしれないと思って気象庁のページをみた。レベル1の説明には、「特になし(状況に応じて火口内への立入規制等)」とある。火口縁まで行ってよいように読める。新聞社の早合点ではなかった。

火山リスクに対応してどう防災避難行動をとるかは、地元市町村長の専権事項だ。災害対策基本法が明確に定めている(60条)。気象庁が勝手に決めることはできない。

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