早川由紀夫の火山ブログ

Yukio Hayakawa's Volcano Blog

P波センサーは予報業務にあたらない?

気象庁ページの地震動の予報業務許可についてよくある質問と回答より

(問)P波センサーを用いて、まもなく大きな揺れが来ることを利用者に知らせることは、地震動の予報業務にあたるのですか。
(答)単体のP波センサー(特定地点においてP波を観測し、その後、当該地点に大きな地震動が到達することを報じる装置)のような観測装置を用いて、当該観測場所におけるS波の地震動を報じる業務については、当該観測場所にS波がP波よりも後に到達し、かつより大きな地震動をもたらすという自明なことを報じているに過ぎませんので、予報業務にはあたりません。


気象庁が12月1日から導入した「地震動」予報・警報は、自明のことを報じるシステムではないというのだろうか。地震波の速度より情報伝達速度のほうが速い。科学が保証するこの「自明」を利用したシステムが、技術革新によって実用化できたから今回導入したのではなかったのか。先行して気象庁外で行われていたP波センサーによる「地震動」予報システムを予報業務にあたらないとしたこの一問一答は、予報業務の許可制度が時代に合わなくなったことを証明しているようにみえる。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kipuka.blog70.fc2.com/tb.php/94-50af8d39
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad